PINK FLOYD、ウクライナ支援のために発表された28年ぶりの新曲のフィジカル・リリースが決定

PINK FLOYD

ピンク・フロイドは今年4月にウクライナ支援のために発表された28年ぶりの新曲“Hey, Hey, Rise Up”がフィジカルでリリースされることが決定している。

“Hey, Hey, Rise Up”とはウクライナのバンド、ブームボックスのシンガーであるアンドリーイ・クリヴニュークのヴォーカルをサンプリングしたもので、1994年の『対』以来のオリジナル曲となっている。すべての収益はウクライナ人道支援募金に寄付される。

デヴィッド・ギルモアとニック・メイスンに、ピンク・フロイドのベーシストを長く務めたガイ・プラット、キーボードにはニテイン・ソーニーが加わったメンバーは3月30日に“Hey, Hey, Rise Up”のレコーディングを行い、同日にマット・ホワイトクロスによってミュージック・ビデオも撮影されていた。

今回、“Hey, Hey, Rise Up”が限定7インチ・アナログ・シングルとCDシングルのフィジカル・フォーマットで8月3日(予定)にリリースされることが決定している。カップリングには『対』に収録の“A Great Day For Freedom”のニュー・バージョンが収録される。こちらはニック・メイスン(ドラム)、リチャード・ライト(キーボード)、サム・ブラウン、クラウディア・フォンテーヌ、ダーガ・マクブルーム(バック・ヴォーカル)が参加して作り上げた新バージョンとなっている。

1994年当時、“A Great Day For Freedom”についてデヴィッド・ギルモアは次のように語っている。「ベルリンの壁が崩壊したのは素晴らしい瞬間だった。東欧が社会主義システムという非民主的な側から解放されたんだ。でも彼らの生活は一向に良くなったように見えない。僕は再びすべてをかなり悲観的に見ている。希望を持って暮らしたいなと思ったりはするけれど、歴史の動くペースが、僕たちが思っているよりずっと遅いような気がしてしまいがちなんだ。本物の変化には長い、長い時間がかかるような気がしている」

アートワークにはキューバ人芸術家のヨサン・レオンによる作品『ザ・サンフラワー・ルック』が使用されている。ウクライナの国花ヒマワリの絵画がフィーチャーされており、ロシア兵にひまわりの種を手渡し、彼らが死んだときにヒマワリが育つようにポケットに入れて持ち歩きなさいと伝えた、世界中で視聴された動画に登場する女性へ捧げられている。

リリースの詳細は以下の通り。

ピンク・フロイド featuring アンドリーイ・クリヴニューク(ブームボックス) / 「Hey Hey Rise Up」  
PINK FLOYD FEATURING ANDRIY KHLYVNYUK of BOOMBOX / 「Hey Hey Rise Up」
7インチ・アナログ・シングル:完全生産限定盤 SIKP1011 税込¥1,980(税抜¥1,800)
※日本盤のみ2000枚限定Clear Vinyl
CDシングル:SICP6479 税込\1,100(税抜¥1,000) 
8月3日発売予定
収録曲
A. Hey Hey Rise Up (3:26)
B. 壁が崩壊した日…2022 / A Great Day For Freedom 2022 (4:07)

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