レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンは11年ぶりとなったウィスコンシン州イースト・トロイの公演でブルース・スプリングスティーンのカヴァーを披露している。
“‘The Ghost Of Tom Joad”のカヴァーはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの90年代後半のライヴでは定番となっていて、2000年発表のアルバム『レネゲイズ』にも収録されているが、2001年以降はライヴで演奏されてこなかった。“‘The Ghost Of Tom Joad”のカヴァーはプロフェッツ・オブ・レイジのライヴで何度か演奏されており、トム・モレロはソロ・ライヴでも披露している。
ライヴでは1992年発表のデビュー・アルバムから6曲が演奏され、セカンド・アルバム『イーヴィル・エンパイア』からは4曲が演奏されている。サード・アルバム『バトル・オブ・ロサンゼルス』からは5曲が披露されている。
アルパイン・ヴァリー・ミュージック・シアターで行われた公演は2011年7月30日に行われたロサンゼルスのライジング・フェスティバル以来のライヴとなっている。
観客が撮影した映像はこちらから。
この日のセットリストは以下の通り。
‘Bombtrack’
‘People Of The Sun’
‘Bulls On Parade’
‘Bullet In The Head’
‘Testify’
‘Tire Me’
‘Wake Up’
‘Guerrilla Radio’
‘Without A Face’
‘Know Your Enemy’
‘Calm Like A Bomb’
‘Sleep Now In The Fire’
‘War Within A Breath’
‘The Ghost Of Tom Joad’ (Bruce Springsteen cover)
‘Freedom’ (inc. snippet of ‘Township Rebellion’)
‘Killing In The Name’
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンによる「パブリック・アナウンスメント」ツアーは8月中旬まで20公演が行われ、その後、レディング&リーズ・フェスティバルにヘッドライナーとして出演することが決定している。
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンは2019年に再結成を発表して、2020年3月からツアーを行う予定だったが、新型コロナウイルスのパンデミックで延期されており、今年に入って7月に延期されることが発表されていた。
先日、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンは1973年の「ロー対ウェイド」事件における判例を覆す最高裁判決が出たことを受けて、47万5000ドル(約6300万円)をイリノイ州とウィスコンシン州の性と生殖に関する権利の団体に寄付している。