フランク・ザッパは全編未発表音源のライヴ・アルバム『ザッパ 75:ザグレブ/リュブリャナ』が10月14日にリリースされることが決定している。
この音源は1975年11月21日に行われたザグレブ公演と11月22日に行われたリュブリャナ公演で収録されたもので、当時の曲順で完全再現されている。この2公演からこれまで発表されていたのはリュブリャナでの“Black Napkins”のみで、本パッケージは約2時間半に亘る全編が未発表音源で構成される。
フランク・ザッパが率いるマザーズ・オブ・インヴェンションはサックス奏者のノーマ・ベル、ドラマーのテリー・ボジオ、ベーシストのロイ・エストラーダ、サックス奏者にしてリード・ヴォーカルのナポレオン・マーフィー・ブロック、キーボーディストのアンドレ・ルイスという面々となっている。
32ページに及ぶ英文ブックレットには、ザッパの妻ゲイルとジョン・ルディアックが撮影した当時の秘蔵写真や、ザッパ家のテープ倉庫管理人であるジョー・トラヴァースによるライナー・ノーツ、そのトラヴァースとレコーディング・エンジニアのデイヴィ・モイア(75年から78年までザッパ作品を担当)の対談、そしてテリー・ボジオが当事者の目線で寄稿した解説が掲載される。
本作はクレイグ・パーカー・アダムス(ウィンズロー・コネチカット・スタジオ)がオリジナルのマルチトラック・テープからミックスダウンして、ジョン・ポリート(オーディオ・メカニクス)がマスタリングを手がけている。