メガデスのデイヴ・ムステインはメタリカとの共演が実現しないのはメタリカ側に原因があると語っている。
かつてメタリカ、メガデス、スレイヤー、アンスラックスの4組は2010年から2011年にかけてヨーロッパと北米で14公演を行っている。ブルガリアのヴァシル・レフスキ国立競技場で行われた公演は収録され、映像作品としてリリースされている。
今回、メガデスとメタリカの関係性について『ギター・ワールド』誌で訊かれたデイヴ・ムステインは改めて共演の可能性について語っている。「メタリカとメガデスは同じエージェントを使っているんだけど、『メタリカのエージェントでもあるんだろ。なんで彼らは俺たちと共演しないんだ? 何を恐れているんだ?』とエージェントに言ったよ」
「今年の夏はファイヴ・フィンガー・デス・パンチやパンテラらと回るわけだけど、明らかに金の話なんだ。事実は簡単だよ。世界はメガデスとメタリカが一緒にやることを求めている。誰もが思うだろうけど、そこには金が生まれるんだ。ファンはメタリカとメガデスが共演するのを観たいんだよ。メガデスがメタリカを必要としているのかって? それは違う。でも、メタリカはファンの話をするのに、ファンが求めるものは与えない。何を恐れているんだ? 分からないけど、こっちの問題じゃない。向こうの問題なんだ」
先日もデイヴ・ムステインは2010年から2011年にかけて実現したスラッシュ・メタルのビッグ4によるライヴを復活させたい思いがあることを明かしている。
「ロサンゼルス・メモリアル・コロシアムのような場所で、1回限りでもいいから、何かできたら、象徴的だし、クールだと思うんだよね。スレイヤーはロサンゼルス出身だし、それだったら帰るのも楽だと思うしね」とデイヴ・ムステインは語っている。彼はスレイヤーが2019年に最後のツアーを行ったので実現させるのは「引退から復帰する」必要があることは当然ながら認識しているとしている。
「個人的にずっとやりたいと思っていたんだ。それで訊き続けていたんだよ」としてデイヴ・ムステインは他のビッグ4のバンドと連絡を取っていることは明かしたものの、その甲斐はなかったと語っている。「乗り気じゃないんだよ。でも、彼ら次第なんだ」