ザ・フーのロジャー・ダルトリーは鉄道マニアとしての夢を叶えて、ナショナル・トランスポート・トラスト・フェスティバルでライヴを行うことが決定している。
自宅に鉄道模型も所有するロジャー・ダルトリーはバッキンガムシャーのフォーリー・ヒルで5月に開催されるナショナル・トランスポート・トラスト・フェスティバルに出演することが決定している。
情報筋は『ザ・サン』紙に次のように語っている。「ロジャー・ダルトリーは鉄道模型の大ファンで、由緒ある鉄道イベントがヘッドライナーを探していると聞いて、彼は出演することを申し出ました。しかし、特別なリクエストもしています」
「彼は週末のどこかの時点で蒸気機関車のハンドルを握る予定となっています。これで夢が叶うことになります」
会場となる場所はマカパイン夫人と建築界の大物である故ウィリアム・マカパイン卿の邸宅で、ヴィクトリア朝時代の駅と博物館を有している。
ロジャー・ダルトリーは今月ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催されるティーンエイジ・キャンサー・トラストのコンサートに出演することも決定している。
ザ・フーはオーケストラと共演したライヴ・アルバム『ウィズ・オーケストラ・ライヴ・アット・ウェンブリー』が3月31日にリリースされることが決定している。
このライヴ盤は2019年7月6日にロンドンのウェンブリー・スタジアムで行った公演を収録したもので、50人のオーケストラと共に、『四重人格』『トミー』『フーズ・ネクスト』『フ―・アー・ユー』などからの名曲の数々に加え、当時リリース前だった13年ぶりのスタジオ・アルバム『WHO』の曲も収録される。
ザ・フーはオーケストラと共演する新たなツアーを行うことも発表している。ツアーは9公演に及ぶもので、エジンバラやダービーなど、数十年ぶりに公演を行う都市も含まれている。
ロジャー・ダルトリーは本作について次のように語っている。「ザ・フーがオーケストラと組んだというだけで、ピートと私の音楽表現に妥協が生じるわけがない。クラクションよろしく管楽器や鐘を鳴らして全力疾走するザ・フーがそこにいる」
ピート・タウンゼントは次のように続けている。「ロジャーが今回のツアーに『ムーヴィング・オン!(=前進あるのみ!)』という名を授けた。私も大いに気に入っている。それこそ我々ふたりがやりたいことだ。新しい音楽を、フーの名曲を、すべて新たな胸躍る形で演奏しながら前進していく。リスクは伴うが、失うものは何もない」