ジェームズ・グレイが製作・監督・脚本を務 めた最新作『アルマゲドン・タイム ある日々の肖像』(5/12公開)、主人公の少年の両親を演じる、ジェイミー・ストロングとアン・ハサェイの2ショットインタビューを解禁。念願のジェームズ・グレイ監督作品への出演への想いや、一見毒親に見える両親の愛情の形について語った。
解禁される映像は、子・ポールを思い、愛情に溢れるが故に少々暴走しがちな両親を演じたジェレミー・ストロングとアン・ハサウェイの2ショットインタビューを捉えたもの。
本作の出演に至った経緯についてジェレミー・ストロングは「ジェームズ(・グレイ監督)のファンだったんだ」「現代における名匠の一人さ」と明かし、アン・ハサウェイも「コロナが流行し始めたころエージェントから電話があった、“特別な物語を読んだ”とね」「ある役の候補に私の名前が上がったらしくて、監督と話すかと聞かれたから、<もちろん>と言ったわ」と言い、2人とも念願のジェームズ・ グレイ作品への出演だったことを告白。
しかも、監督の両親をそれぞれ監督の目の前で演じる、という奇妙な経験についても、アン・ハサウェイは「事実に縛られず好きに演じてと言われたけど、母親に対する彼の思いは大事にしたかった」と思いやり、ジェレミー・ストロングも「あまりに大きなチャレンジに思わず及び腰になったよ」と苦笑しながら、粗野で、暴力的な振る舞いもするが、優しさや愛情も示すという多面性をもつ父親を演じるにあたって「監督はそうした類の人々を鮮明に描き、細部まで表現したかったんだ」と分析、「俳優として貴重な経験ができたよ」と振り返った。
アン・ハサウェイは、ジェレミー・ストロングが演じた父親と同様に、自身が演じた母親も一見、子供の人生をコントロールする毒親に見えることについて「2つの矛盾する側面を持ってる人よ」「一歩下がって眺めてみると分かる」と言う。
そして、エスターの心の奥には家族への深い愛があると、彼女なりに家族を愛してると分かった」「だからあの役に惹かれたの」と見解を述べる。
そして「彼女は怒りや暴力という形で愛を表現する」「でも過去の世代を批判せず、理解することが大切だと思う。80 年代には選択肢が少なかった、だから愛の形が複雑になる」と、この母親を演じることへの一筋縄ではいかない難しさ、この役に惹かれた理由を明かした。
アルマゲドン・タイム ある日々の肖像
製作・監督・脚本:ジェームズ・グレイ 出演:アン・ハサウェイ、ジェレミー・ストロング、バンクス・レペタ、ジェイリン・ウェッブ、アンソニー・ホプキンス
2022 年/アメリカ・ブラジル/スコープサイズ/115 分/カラー/英語/5.1ch/原題『Armageddon Time』/日本語字幕翻訳:松浦美奈/PG-12 配給:パルコ ユニバーサル映画 宣伝:フラニー&Co. © 2022 Focus Features, LLC.
映画公式 HP:https://www.universalpictures.jp/micro/armageddon-time