エド・シーランはニュー・アルバムの発売を記念して東京タワーとのコラボレーションが行われることが決定している。
エド・シーランは2021年発表の『=(イコールズ)』に続く新作『-(サブトラクト)』が5月5日にアサイラム/アトランティックからリリースされることが決定している。新作については「10年に及ぶ演算子時代の最後」の作品で、個人的な困難を背景に作曲し、書き直されたアコースティック主体のアルバムと評されている。
同作の発売を記念して、東京タワーとのコラボレーションが行われることが決定している。5月8日から5月28日までの期間中、東京タワートップデッキツアーに参加した方にはエド・シーランのポストカードが配布され、メインデッキ「Club333」ではイベントがない時は過去のミュージック・ビデオとエド・シーランからのメッセージが上映される。他にもフットタウン内共有部の館内BGMでエド・シーランの楽曲がオンエアされ、新作をイメージしたインフィオラータのフォトスポットがメインデッキ1階に設置される。
エド・シーランは新作について声明で次のように説明している。「『-(サブトラクト)』には10年間にわたって取り組んできて、完璧なアコースティック・アルバムを形作ろうと、どうあるべきかという明確なヴィジョンを持って数百曲を書いて、レコーディングしてきた。そうしたら、2022年の初めに一連の出来事によって自分の人生やメンタル・ヘルス、最終的には音楽やアートの見方までが変わることとなった」
「曲を書くことはセラピーだった。自分の感情を理解するのに役立った。曲がどうなるかということを考えずに曲を書いた。浮かんだものを何でも書いていった。そうすると、わずか1週間で、最も深淵で最もダークな思いが10年分の作品に取って変わることになった」
「1ヶ月のうちに妊娠中の妻は腫瘍と診断されて、出産後まで治療の手立てはなかった。自分にとってブラザーである親友のジャマル・エドワーズが不意に亡くなり、ソングライターとして自分の尊厳とキャリアを守るために法廷に立つ自分もいた。恐怖と鬱、不安のスパイラルに陥ることになった」
エド・シーランは次のように続けている。「アーティストとして、自分がどこにいて、人生の現時点での自分を表現する必要があることを正確に体現できていない作品を世に出すことはできないと思った。このアルバムはまさにそれを体現している。自分の魂へと続く秘密の抜け穴を開けることになった。初めて人が気に入ってくれるアルバムを作ろうとせず、大人として自分がどこにいるかを正直にそのまま伝えるものを出すことになった」