エリック・クラプトンは1991年発表のライヴ作品『24ナイツ』のデラックス・エディションとなる『ザ・ディフィニティヴ・24ナイツ』が6月23日にリリースされることが決定している。
『24ナイツ』は1991年に24公演を行ったロイヤル・アルバート・ホール公演を収録したもので、この公演はロック・バンド、ブルース・バンド、そしてマイケル・ケイメンの指揮によるオーケストラの3つの演奏形態でキャリアを横断するセットリストを演奏している。
ケイメンは以前、映画『リーサル・ウェポン』のサウンドトラックでクラプトンと一緒に制作をした仲であり、さらにイギリスのテレビ・ドラマ・シリーズ『刑事ロニー・クレイブン』の音楽も一緒に手掛けている。
今回リリースされる『ザ・ディフィニティヴ・24ナイツ』は6枚組CD+3枚組Blu-rayセット、8枚組アナログ+3枚組Blu-rayセットに全47曲・約6時間の演奏が収録されたもので、全47トラックの内34トラックは未発表ライヴ音源となっている。
『ザ・ディフィニティヴ・24ナイツ』に収録されるすべての音源と映像は、サイモン・クライミー(オーディオ・プロダクション、ミキシング)、プロデューサーのピーター・ウォースリー(『スローハンド・アット・70』、『レディ・イン・ザ・バルコニー:ロックダウン・セッションズ』)、及びデヴィッド・バーナード監督(『レディ・イン・ザ・バルコニー:ロックダウン・セッションズ』)によって修復されてアップデートされている。
ボックス・セットにはハード・カバー・ブックレット、及びカール・ストゥドゥナ撮影によるクラプトンの写真を使用したシリアル・ナンバー入りのリトグラフが同梱される。
また、ロック、ブルース、オーケストラ編成の公演をそれぞれ収めた作品、『24ナイツ:ロック』、『24 ナイツ:ブルース』、『24ナイツ: オーケストラ』も同時リリースとなる。こちらの作品は、2枚組CD+1DVDセット、3枚組アナログ(ロックとオーケストラ編成)、2枚組アナログ(ブルース)の形態で発売される。
『ザ・ディフィニティヴ・24ナイツ』にはジョニー・ジョンソン、ジミー・ヴォーン、チャック・リーヴェル、フィル・コリンズ、ロバート・クレイ、バディ・ガイ、アルバート・コリンズ、ネイザン・イースト、グレッグ・フィリンゲインズ、スティーヴ・フェローン、ライ・クーダー、ジェリー・ポートノイといったゲストが参加している。
同作からは“Layla”のオーケストラ・バージョンの映像も公開されている。
さらに、この伝説的なロイヤル・アルバート・ホールのコンサートが『アクロス24ナイツ』と題され映画としても公開されることも決定している。5月17日より全世界でシネマ・イベントが開催され、5月21日よりアンコール上映される。
『ザ・ディフィニティヴ・24ナイツ』の国内盤詳細は後日発表される。