ノエル・ギャラガーはインタヴューでオアシスのデビュー・アルバム『ディフィニトリー・メイビー』の再発とリリースから30周年を記念したライヴへの見解について語っている。
先日、ノエル・ギャラガーは『ディフィニトリー・メイビー』のリリースから30周年を記念して、アルバムをリイシューするつもりであることを明かしている。30周年盤には当時のレコーディング・セッションで作られた未発表音源が収録されるという。
『スピン』のインタヴューを受けたノエル・ギャラガーはオアシスのデビュー・アルバムの再発について次のように語っている。「今後リリースされることになるクールな音源が収録されたマスター・テープを見つけたんだ。ソニーの倉庫にあったんだけど、間違ったラベルが付けられていたんだ」
「オアシスで『ディフィニトリー・メイビー』をやった時は各トラックを3テイクずつやって次に進むという考え方だったんだ。恐らく選ばれなかった2つのバージョンがマスターにはあるよなと言っていたんだよ。でも、『ええ、マスター・テープが見つからないんです』と言っていてね。そうしたら、違うラベルを貼ったまま過去30年もの間、ソニーにあったことが分かったんだ。見つけたら、面白い音源が会ったから、これで5度目になるけど、アルバムを売ることができるんだ」
一方、弟のリアム・ギャラガーは『ディフィニトリー・メイビー』が30周年を迎えることを記念してアルバム全編を演奏するライヴをやりたいと述べており、「来年で『ディフィニトリー・メイビー』がリリースされてから30周年だから、いくつかのビビカルな会場でオリジナルの曲順通りに最初から最後までアルバムを演奏するつもりだよ」とツイートしていた。
30周年を記念したライヴの可能性について訊かれると、ノエル・ギャラガーは次のように続けている。「バンジョーで全編を演奏するつもりはないよ。そういうことを言っているなら、俺は今を生きたいし、新曲を作り続けていきたい。過去のことは認めるよ。『ディフィニトリー・メイビー』は素晴らしかったし、オアシスも素晴らしかった。誰しも人生には素晴らしい瞬間がある。でも、人生は一度きりだ。過去を生きるつもりはない。リアムがライヴをやりたければ、いいと思う。そうやって、あいつは生活費を稼がなきゃならないんだ。炎を絶やさないようにね。でも、俺が心血を注いでやることじゃないんだよ」
「オアシスがあらゆる可能性を発揮できていなかったら、違う態度だったかもしれないけど、でも、オアシスはやろうとしていたことをすべてやったんだ。だから、意味が見えないんだよ。それは一瞬の出来事で、逃してしまったら大変なんだ。俺もセックス・ピストルズを逃してしまって、それをなんとか克服した。だから、みんなも乗り越えるべきなんだよ」
先日、ノエル・ギャラガーはオアシスの再結成についてリアム・ギャラガーにぜひ電話してきてほしいと語っている。
ノエル・ギャラガーは『トークスポーツ』に出演して次のように語っている。「可能性は提示したんだから……あいつが電話をしてくるべきだね」
「あいつはずっと言ってきているんだから、なにがしかのプランがあると思うだろ。それで、もしプランがあるんなら、俺に言ってくればいいんだよ。でも、言ってくることはないだろうな。あいつは臆病者だからな」
「でも、あいつは周りの人間やエージェントに俺に電話させればいいんだ。『実はこういう風に考えているんですが』ってね。それで、話をすればいい。それまでは誠意が見えないよな」