ノエル・ギャラガーはザ・ブラック・キーズと共作した楽曲が「素晴らしい」と語っている。
ノエル・ギャラガーは米『ローリング・ストーン』誌に対してザ・ブラック・キーズと一緒にやったことについて次のように語っている。「ロンドンのスタジオで1週間やったんだけど、3曲を書いたんだ。言っておかなきゃならないけど、それらの曲が素晴らしいんだよ」
ダン・オーバックとパトリック・カーニーによるザ・ブラック・キーズは現在、通算12作目のアルバムに取り組んでいるが、過去にノエル・ギャラガーに賛辞を寄せていた。
パトリック・カーニーは『NME』に対してノエル・ギャラガーのことを「途轍もない」として次のように語っている。「彼は本当に面白いし、ものすごく才能がある。僕らは彼のことを『コードの神』と言っているんだ。その点については完璧主義者だからね」
パトリック・カーニーは弟のリアム・ギャラガーについても次のように語っている。「ダン・オーバックと僕はノエルとリアムの大ファンなんだ。実際、リアムの曲“Everything’s Electric”を聴いて、グレッグ・カースティンと仕事をすることにしたんだ」
ダン・オーバックとパトリック・カーニーと曲に取り組んだにもかかわらず、ノエル・ギャラガーは共作者を使うアーティストが好きじゃないとも語っている。
「俺はザ・ビーチ・ボーイズが好きじゃないんだ」と彼は語っている。「前にドキュメンタリーを観たんだけど、ちょっと待て、ヴァン・ダイク・パークスって誰だ? え、彼が作詞家なのか? ブライアン・ウィルソンが歌詞を書いてないのか? なんてこった? なんで偉大なソングライターとして崇められているんだ?」
ノエル・ギャラガーは次のように続けている。「ハリー・スタイルズやエド・シーランとか、他のアーティストも俺はゴメンだね。外の人間を雇うなんて、あいつらはソロ・アーティストだろ。曲を共作してくれる人がいるのに、どうやってソロ・アーティストになるっていうんだよ。そいつと曲を書いているんだったら、そいつとバンドを組めばいいんだよ」
同じインタヴューで、ノエル・ギャラガーはオアシスのデビュー・アルバムである『ディフィニトリー・メイビー』のようなアルバムを書くことはもうできないと語っている。
「オアシスのファンは今後もずっと『ディフィニトリー・メイビー』を書いてほしいと思っているんだろうね。でも、それだとアーティストとして自分の力を伸ばすことにはならないんだよ」と彼は語っている。
「あのアルバムをもう一度書くことができて、同じくらいよくて、同じくらい重要で、同じくらい今の時代も意味のあるものになるのなら、子どもの1人を差し出してもいいね。でも、そんなことにはならないんだ」
彼は次のように続けている。「一度でもそんなことがあったことに感謝するよ。俺は56歳だぜ。56歳でいさせてほしい。もう27歳じゃないんだ。27歳だった頃、俺は人々の人生を変えたんだ。それをやり続けることはできないんだよ」