キアヌ・リーヴスはレッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシストであるフリーからベースのレッスンを受けたことがあることを明かしている。
ロサンゼルスを拠点とするロック・バンドのドッグスターのベーシストとしても活動するキアヌ・リーヴスはフェンダーのYouTubeに出演してフリーとの出会いについて語っている。
「ある時、映画をやっていたんだけど、そこにフリーも出演していたんだ。それかフリーの出演している映画に自分も出ることになったんだと思う」とキアヌ・リーヴスは語っている。「そうしたら家があって、英の中には楽器やアンプが揃っていたんだ」
「それで『やあ、フリー、レッスンをしてくれるかい?』と言ったら、『もちろんだよ』という感じで、複雑なソロを弾いてくれたんだ。それで僕が『分かった。じゃあ、どうすれば?』と言ったら、フリーは『ただ感じて、ただ演奏してみるんだ』と言ってね。僕は『分かったよ』という感じだったね」
キアヌ・リーヴスとフリーは1991年公開のガス・ヴァン・サント監督による映画『マイ・プライベート・アイダホ』に出演している。
90年代前半に結成されたドッグスターは1996年発表『アワー・リトル・ヴィジョナリー』、2000年発表の『ハッピー・エンディング』という2枚のアルバムをリリースして、2002年に活動を休止している。しかし、2020年のロックダウンの時期にバンドは活動を再開させており、今月サード・アルバム『サムウェア・ビトウィーン・ザ・パワー・ラインズ&パーム・ツリーズ』をリリースしている。
今年5月、ドッグスターはボトルロック・ナパ・ヴァリーというフェスティバルで20年以上ぶりとなるライヴを行っており、9月には来日公演も行っている。
ベーシストとして活動することについてキアヌ・リーヴスは次のように語っている。「僕としては自分のことおを木の板で遊んでいる野生動物だと思っているんだ。たくさんの曲を知っているわけでもないし、弾けるようになろうと努力することもしてこなかった。それについては後悔しているよ。楽器を手にとって、それまでいろんな人がやってきたことを知っていくのはクールなことだからね。でも、自分はそうしたことはやってなくて、ただ演奏しているんだ。理論的なものもない」
キアヌ・リーヴスは次のように続けている。「最初にベースを弾いた時のことをよく訊かれて、思い出そうとするんだけど、1986年くらいだったと思う。ハリウッドのギター・センターに行って、ベースを手に入れるのが夢だったんだ」
「あんまり思い出せないんだけど、ベースを売っている人がいて、彼は友人たちといたんだけど、店舗とかじゃなくて、駐車場の安売りだったんじゃないかな。ドラッグの取引みたいだったよ」
先日、キアヌ・リーヴスは『NME』のインタヴューでお気に入りのバンドの一つとしてオールウェイズを挙げている。しかし、最新作をまだアナログ盤では持っていないことも認めている。
「オールウェイズの新作は持ってないんだ。デジタルでは買ったんだけど、アナログ盤では持ってない」とキアヌ・リーヴスは説明している。「素晴らしいポップ・ソングが好きで、そこにある創意工夫が好きなんだ。リード・シンガーのモリー・ランキンは素晴らしいと思う。アルバムのテクスチャーも好きだしね。ベースとドラムも大好きだし、彼らのエネルギーが好きなんだ」