Sinead O’Connor、楽曲を集会で使ったドナルド・トランプを遺産管理団体が批判

Sinead O'Connor

シネイド・オコナーの遺産管理団体は政治集会で彼女の楽曲を使ったドナルド・トランプを批判している。

シネイド・オコナーの遺産管理団体とレーベルのクリサリスは共同声明でドナルド・トランプに直ちに彼女の楽曲の使用を止めるように求めている。遺産管理団体は政治集会で“Nothing Compares 2 U”が使われたことについてシネイド・オコナーも「侮辱されたと感じて、うんざりし、傷ついたと言っても過言ではありません」と述べている。

「生涯を通してシネイド・オコナーは人道的な正直さ、やさしさ、公平さ、良識に基づいた厳格な道徳規範の下に生きてきたことでよく知られています」と共同声明には記されている。

「なので、ドナルド・トランプが政治集会で“Nothing Compares 2 U”を使ったことを知って憤慨しています」と声明は続けられている。「彼女自身が『聖書の悪魔』と評した人物によって彼女の作品を歪曲されたことで、シネイド・オコナーも侮辱されたと感じて、うんざりし、傷ついたと言っても過言ではありません」

「彼女の遺産を守る立場としてドナルド・トランプと関係者に直ちに楽曲の使用を止めるよう求めます」

シネイド・オコナーは昨年7月に享年56歳で亡くなっている。当時、、ロンドン市警はシネイド・オコナーがロンドンの自宅で意識不明で発見され、現場で亡くなったことが宣告されたことを発表していた。彼女は自然死で亡くなったことも発表されている。

シネイド・オコナーには音楽界から追悼の声が寄せられており、ガービッジ、スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガン、R.E.M.のマイケル・スタイプ、アイス-Tらが追悼の意を表している。

ドナルド・トランプについてはジョニー・マーも集会でザ・スミスの“Please Please Please Let Me Get What I Want”を使われたことに言及している。ジョニー・マーも「こんなことが現実になるなんて100万年でも思っていなかった。今すぐ、こんなことを終わらせることを考えてくれ」と述べている。

また、シネイド・オコナーはオアシス、オジー・オズボーン、ジェーンズ・アディクション、マライア・キャリーと共に今年のロックの殿堂入り候補アーティストにも選出されている。

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