Paul McCartney、Beyonceによる「Blackbird」のカヴァーについて見解を表明

Paul McCartney

ポール・マッカートニーはビヨンセによる“Blackbird”のカヴァーについてコメントして、「人種間の緊張」を和らげるために使用したことを称賛している。

ビヨンセは3月29日にリリースされた新作『カウボーイ・カーター』に“Blackbird”のカヴァーを収録している。“Blackbird”は1968年発表のザ・ビートルズのアルバム『ホワイト・アルバム』に収録されている楽曲となっている。

今回、ポール・マッカートニーは公の場でカヴァーについて自身の見解を表明している。「私の曲である“Blackbird”のビヨンセのヴァージョンについては満足している。彼女は崇高なヴァージョンをやっていると思うし、そもそも私がこの曲を書くインスピレーションとなった公民権運動のメッセージを強固なものにしてくれている」

「ビヨンセは好きなヴァージョンをやってくれたし、聴いたことがない人にもチェックしなければならない気にさせてくれたと思う。みんなも気に入ってくれると思う」

「彼女とはフェイスタイムで話をして、この曲を書いたこと、この曲をやらせてくれることに感謝してもらった。彼女にはこの喜びはすべて僕のものだと伝えたし、この曲の最高なヴァージョンをやってくれたと思う。60年代初頭のテレビで黒人少女たちが学校から追い返される映像を見た時、私はショックだったし、今の時代でもこのようなことが起こっている場所があるなんて信じられなかった。私の曲とビヨンセの素晴らしいヴァージョンが人種間の緊張を和らげるためにできることはなんにせよ素晴らしいことだし、誇らしい気持ちにさせてくれるよ」

ビヨンセは“Blackbird”のカヴァーでザ・ビートルズのオリジナル・ヴァージョンのバッキング・トラックを使っていることが明らかになっている。

『カウボーイ・カーター』についてはリリースを受けて、アルバムのクレジットが明らかになってきており、ポール・マッカートニーはギターの演奏とプロデューサーの1人としてクレジットされている。

ポール・マッカートニーが“Blackbird”を書いたのは1960年代の公民権闘争の最中、キング牧師暗殺のわずか数週間後に書かれている。1997年刊行の『メニー・イヤーズ・フロム・ナウ』でポール・マッカートニーは次のように述べている。「当時は公民権運動が盛んな時代で、私たちは情熱をかけて気を配っていた。アメリカでこのような問題を経験している黒人女性について僕が書いた曲だった。努力し続けよう。信念を持ち続けよう。希望はあるのだからと励ましたかったんだ」

ポール・マッカートニーは1957年にアーカンソー州の白人高校に入学しようとした黒人ティーンエイジャーのグループ、リトル・ロック・ナインにも影響を受けている。

ビヨンセのカヴァー・ヴァージョンは“Blackbiird”というタイトルになっていて、アルバムでは『ルネッサンス』の続編としてスペル間違いが多くの曲に使われている。

ビヨンセのヴァージョンにはタナー・アデル、ティエラ・ケネディ、レイナ・ロバーツ、ブリトニー・スペンサーというカントリー・ミュージック界の4人の黒人女性がヴォーカル・ハーモニーで参加しており、ストリングスやヴァイオリン、ベース・パートが追加されている。オリジナルの鳥の鳴き声は取り除かれている。

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