シン・リジィは1976年に発表した2枚の名作スタジオ・アルバム『脱獄』と『サギ師ジョニー』を収録した5CD+ブルーレイのボックス・セットが9月27日にリリースされることが決定している。
本作には『脱獄』と『サギ師ジョニー』のニュー・ステレオ・ミックスとドルビーアトモス・ミックスのほか、デモ音源、ラジオ・セッションの音源、レコーディングのアウトテイク、上記2作のオリジナル・ヴァージョンのリマスター版、未発表ライヴ音源などが収録される。
リリースに先立ち、“Jailbreak (Take 5 / Demo)”、“Rocky – Alternate Version 2”、“The Boys Are Back In Town (Live On 100.7FM WMMS Cleveland Radio Broadcast / 11th May 1976)”の3曲が先行配信されている。
新たなミックスの製作を手がけたのはリチャード・ウィテカーで、シン・リジィの伝説的ギタリストであるスコット・ゴーハムがミキシングの監修を、アンディ・ピアースがマスタリングをそれぞれ担当している。
ボックスにはハード・カヴァーのブックレットも同梱され、全40ページの同ブックレットには著名音楽ライターのマーク・ブレイクによるライナー・ノートや秘蔵写真の数々が掲載される。
スコット・ゴーハムは『脱獄』と『サギ師ジョニー』について次のように語っている。「曲の質の高さが作品の強みだ。その点では最高だよ。自然にそうなっていったのか、プレッシャーがかかっていたからなのかは分からない。でもとにかく、あの二つのアルバムには俺たちがいまも演奏している曲がいくつも含まれている。そういう曲は、いつまでもシン・リジィのセットリストに残り続けることだろう」