スリップノットのターンテーブリストであるシド・ウィルソンは農作業中の事故で顔と腕に「重症の火傷」を負ったことが明らかになっている。
シド・ウィルソンはインスタグラムに上半身全体に第二度火傷を負い、看護師から傷の手当てを受けている様子を投稿している。
シド・ウィルソンは交際相手のケリー・オズボーンと共に所有している農場で農作業を行っている時に火傷を負うことになったという。ケリー・オズボーンは動画で次のように語っている。「だから、燃えている山に手を出しちゃいけなかったのよ。まさに彼に火をつけたみたいで、全部が爆発したみたいだった」
シド・ウィルソンは動画の一つに「痛い」とキャプションに添えている。病院のベッドに横たわった動画でシド・ウィルソンは「いろんなところが焼けてしまったんだ。眉毛も焼けて、口は水ぶくれで、両腕もかなりひどいことになっている」
「でも、大丈夫になると思う。どれだけ大変でも気にしない。ツアーで会えたらと思う」とシド・ウィルソンは続けている。
スリップノットもインスタグラムで次のように述べている。「ブラザーであるシド・ウィルソンは今日事故が起きて、全身に火傷を負うことになりました。彼は家族と共に治療にあたっていて、次の週末に行われるロックラホマのステージに現時点で出演する予定となっています。彼はお見舞いの言葉に感謝しており、早くみなさんに会えればと思っています」
スリップノットは現在1999年発表のデビュー・アルバムの25周年を記念した「ヒア・カムズ・ザ・ペイン」と題した北米ツアーを行っている。8月12日に行われたニューヨークのマディソン・スクウェア・ガーデン公演は観客が撮影した全編映像も公開されている。
バンドは今回のツアーのために赤のつなぎや初期のマスクといった往年のスタイルを復活させている。
ショーン・クラハンは昨年デビュー・アルバムの25周年について『NME』に対して次のように語っている。「25年で7枚のアルバムを作ってきて、自分たちのやりたいことはすべてやってみることにしてきた。自分たちのやりたいことをやりたい時にやりたい形でやってきたわけだけど、そこからさらに前に進む準備はできているんだ。あるべき世界へと進もうとしていてね。例えば、通常なら2年間やって、1年半のオフという感じだけど、もうそんなことはしないよ」
「基本へと立ち返るんだ。みんなの顔を蹴っ飛ばす準備はできている。100人の会場でやってもいいし、500人の会場でやってもいい。500人の前でやりたいんだ。実現できない要素もあるけど、安全性を確保する段階に来ていてね」
「新作についても実現するはずだけど、実は別のプランがあるんだ。まず、ライヴの日程がありきで、いい時間を過ごしたいからね。これ以上の幸せはないよ。大変だけどね。ドラッグとか、女性とか、金とか、名声とか、エゴとか、孤独とか、そういうものがあるから。でも、軌道には入っているんだ」