ファレル・ウィリアムスはミュージシャンが政治的姿勢を明らかにすることについて腹立たしく思う時もあるという自身の見解を明かしている。
『ハリウッド・レポーター』の新たなインタヴューでファレル・ウィリアムスは伝記映画『ピース・バイ・ピース』について語っており、政治への嫌悪感や来たるアメリカ大統領選挙で音楽が大きな役割を果たすことについても言及している。
ファレル・ウィリアムスは「連邦職員を支持していて、優れた公務員のことを信頼しているんだ」と語った上で、次のように説明している。「自分は人道主義者なんだ。人々を助けようとしている人のことが好きなんだよ。極右に投票することはないだろうね。それはないよ」
選挙活動でどちらかの政党が音楽を使いたいと言ってきたら許可するかと訊かれて、ファレル・ウィリアムスは次のように語っている。「政治には関わらないよ。事実、有名人が言っているのを見て、腹立たしく思う時もあるんだ。自分が尊敬する有名人にも意見を持っている人はいるけど、全員ではないからね」
ファレル・ウィリアムスは次のように続けている。「自分は『なんだって? もういい。君には聞いてないよ』というタイプだね。人々が外に出て、自分を正しいと思って、威勢よくプラカードを持っていたりすると、『もういい』と思うんだ。だから、邪魔にならないようにしたいし、自分なりに投票するよ。人々のことは気にかけているし、この国のことは気になるけれど、やるべきことはたくさんあるわけで、行動こそが重要だと思っているよ」
テイラー・スウィフトは先日、大統領選でカマラ・ハリス副大統領を支持することを表明している。
テイラー・スウィフトはカマラ・ハリス副大統領について「着実な手腕と才能に恵まれたリーダー」と評している。「混沌ではなく冷静さによって導かれるなら、この国でもっと多くのことを成し遂げられると考えています」テイラー・スウィフトは投稿をドナルド・トランプ元大統領の副大統領候補であるJ・D・ヴァンスが2021年にカマラ・ハリス副大統領に向けて使った「チャイルドレス・キャット・レディー」という言葉で締めくくっている。
テイラー・スウィフトは初めての人には有権者登録を呼びかける一方で、ファンには自分で調べて決めるように促している。「特に初めて投票する人に言いたいのは、投票するには登録が必要なのを忘れないでということです。早めに投票する方がずっと簡単だと思います。有権者登録と事前投票の日程のリンクをストーリーで公開するつもりです」
テイラー・スウィフトがカマラ・ハリス副大統領の支持を表明したことを受けて有権者登録は「500%」の増加を示しており、約50万人近くがテイラー・スウィフトのインスタグラムから遷移している。その後、ティム・ウォルズ副大統領候補はスピーチで最新作『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』の曲名に言及した上で、自身のことを「猫を飼う同志」だとして、スウィフティーズ風のフレンドシップ・ブレスレットの販売を開始している。
テイラー・スウィフトに続いてスティーヴィー・ニックスもカマラ・ハリス副大統領を支持することを表明して、次のように述べている。「あなたの信じることを語っている候補者を調べて選ぶ時です。選挙まで54日間しか残っていません。必ず有権者登録をしてください。この選挙での一票は最も重要なことの一つになります」
一方、ザ・ホワイト・ストライプスはドナルド・トランプ元大統領の陣営がソーシャル・メディアで許可なく“Seven Nation Army”を使ったことについて訴訟を起こしている。
マンハッタンの連邦裁判所に提出された訴状には、ザ・ホワイト・ストライプスが「被告のドナルド・トランプ元大統領が政権時に採用した政策や二期目に向けて提案している政策に激しく反対する」とも記されている。