ザ・ストロークスのフロントマンであるジュリアン・カサブランカスはアメリカ大統領選挙でどちらの陣営にもあまり親しみは感じないとして、「同じコインの表と裏」と評している。
2020年のアメリカ大統領選挙ではジュリアン・カサブランカスはザ・ストロークスの他のメンバーと共にバーニー・サンダースを支持していたが、民主党の候補者争いでジョー・バイデンに敗れている。同年、ザ・ストロークスは民主党の候補者選びの集会でパフォーマンスを披露しており、ジョー・バイデンにバーニー・サンダースを副大統領に選ぶよう呼びかけていた。
今度のアメリカ大統領選挙について訊かれたジュリアン・カサブランカスは『NME』に対して「何も感じないんだ」と語っている。ジュリアン・カサブランカスはザ・ヴォイズとしてのサード・アルバム『ライク・オール・ビフォー・ユー』を先日デジタルでリリースしている。
「中立的な意見として言わせてもらえれば、カマラ・ハリスの副大統領候補であるティム・ウォルズは正直でまともな人のように見えるね」とジュリアン・カサブランカスは語っている。「だから、彼がいるということだけで、他の陣営よりもこっちの陣営を応援することになると思う。ただ、同じコインの表と裏だよね」
「感情的に言えば、有色人種の女性だとか、そういうこともある。そうしたことを片付けて、チェックボックスにチェックを入れれば、前に進むことができる。ただ、人々が求めるものという意味では、どちらの陣営も提供していないよね。権力を締め付けるだけだ」
アメリカ大統領選挙については先日、チャペル・ローンもドナルド・トランプ元大統領もカマラ・ハリス副大統領も「双方に問題がある」と語っている。
「政府についてはいろんな面でたくさんの考えなきゃいけないことがある。変えたいことがたくさんあって、だから、誰かを支持しなければならないというプレッシャーは感じていない。双方に問題があると思う」
一方、テイラー・スウィフトやチャーリーXCXは先日、大統領選でカマラ・ハリス副大統領を支持することを表明している。
また、ビリー・アイリッシュと兄のフィニアスもカマラ・ハリス副大統領を支持することを表明しており、性と生殖に関する権利のキャンペーン動画では“When the Party’s Over”が使われている。