オアシスは2025年にUK&アイルランドで行われる再結成公演でサポート・アクトとしてキャストも出演することが発表されている。
キャストはロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われる7公演やマンチェスターのヒートン・パークで開催される5公演を含むオアシスのUK&アイルランド公演にスペシャル・ゲストであるリチャード・アシュクロフトと共に出演することが正式に発表されている。
長年にわたってオアシスのメンバーはキャストに賛辞を寄せており、ノエル・ギャラガーは過去にフロントマンのジョン・パワーについて「ものすごくコズミック」と評している。リアム・ギャラガーもキャストを今年の夏に行った『ディフィニトリー・メイビー』30周年記念ツアーでサポート・アクトに起用している。
「再結成には衝撃を受けたよ。オアシスは世代の代弁者であり、彼らが書いて歌ったその曲はかつても今も多くの人にとって夢のサウンドトラックとなっている。彼らは人々のバンドなんだ」とジョン・パワーは新たな声明で述べている。
「ノエルとリアムは長年の付き合いで、昔からの友人なんだ。共にしてきた経験や歩みもある。個人的にファンとしても彼らの音楽のことは分かっている。ソングライターとしても刺激を受けたし、シーン全体をかつてない形で吹き飛ばし、遥かなる高みまで登りつめた。すべてが変わったんだ。俺たちもその一部だったし、今後も共にしていく。特にダブリン公演では家族としてのアイルランドのルーツに改めて触れられるのが楽しみだよ。来年の7月、オープニングのコードを輝かさせてくれ」
リアム・ギャラガーがジョン・パワーの音楽を気に入っているのはオアシス結成前からのことで、リアム・ギャラガーはジョン・パワーが在籍したザ・ラーズのファンとしても知られている。
先日、リアム・ギャラガーはオアシスの再結成公演のサポート・アクトに若手バンドが起用されないことに不満を唱えるファンに反応を示している。
新進気鋭のバンドにスポットライトを当てる機会が失われてしまったことに不満を持つ人もいたようで、特にフォンテインズD.C.やコーティナーズの出演を求める声が多く寄せられていた。
リアム・ギャラガーはそうした声に言及して、次のようにツイートしている。「若いバンドに愛を見せず、サポート・アクトに起用しなかったと嘆いている人々へ。このゲームにはレベルというものがあるんだ。申し訳ないけれど、99%のアクトは違うと思うよ」
また、リアム・ギャラガーはオアシスが2025年のグラストンベリー・フェスティバルに出演しない理由について言及している。
リアム・ギャラガーは「グラストンベリー・フェスティバルでやることを再検討してください」というファンのツイートに対して次のように応じている。「しないよ。腰抜けばかりだからな」
今年7月、兄のノエル・ギャラガーは最近のグラストンベリー・フェスティバルについて自分の好みから言うと「意識高い系になっている」と語っている。
「誤解しないでほしいんだけど、グラストンベリー・フェスティバルは大好きなんだ」とノエル・ギャラガーはフェスティバルが終わった直後に『ザ・サン』紙に語っている。
「でも、あそこも意識高い系になっているというか、説教臭くて、美徳のひけらかしみたいになっているよな」とノエル・ギャラガーは続けている。「音楽でそういうのは好きじゃないんだ。バカな奴が国旗を振り回したり、政治的表明をしたり、バンドが『戦争はひどいよな? 戦争にブーイングだ。保守党なんてクソだ』なんて言ったりする。そんなの、いいか、『お前らの曲をやって、ステージを降りろ』って感じだよ」