モグワイは通算11作目となるニュー・アルバム『ザ・バッド・ファイア』をリリースすることを発表している。
モグワイは2020年発表の『アズ・ザ・ラヴ・コンティニューズ』に続く10曲が収録された新作をロック・アクションより2025年1月24日にリリースすることを発表している。アルバムからは先行して“God Gets You Back”が公開されていた。
アルバム『ザ・バッド・ファイア』はスコットランドのブランタイアにあるケム19・スタジオでジョン・コングルトンをプロデューサーに迎えてレコーディングされている。
アルバムのリリース発表に合わせて新曲“Lion Rumpus”がミュージック・ビデオと共に公開されている。
ミュージック・ビデオはグラスゴー出身のローレンス・ウィルソンがニューヨークに移住後、犬の散歩をするようになる様子が描かれている。長年のコラボレーターであるアントニー・クルックが監督を務めたビデオは、ローレンス・ウィルソンが道中で出会う犬や人々と共にマンハッタンのダウンタウンの通りを案内してくれるものとなっている。
新作についてモグワイは次のように述べている。「『アズ・ザ・ラヴ・コンティニューズ』をリリースしてハイになった後、その後の数年間は個人的に辛い日々だった。僕たちは、多くの喪失感と向き合ってきた。バリー・バーンズの場合は、娘の深刻な病気もあった。このアルバムを書き、レコーディングするために再び集まったことは、避難のように感じられたし、ジョン・コングルトンと一緒に特別なものを作れたと感じている。僕らの音楽が人生の辛い時期を乗り越えるのに役立ったという声をよく聞くが、今回ばかりは僕らにも当てはまると思う」
プレス・リリースでは新作について「そうしたものを乗り越えて活動を続けたバンドによる、ノスタルジーや安易な勝利を捨てた曲のコレクション」と評されている。
スチュアート・ブレイスウェイトは次のように続けている。「チャートに入るためにバンドやレーベルを始めたわけじゃないし、1位を取れるようなポジションになるとは誰も想像していなかった。今の義理の兄から400ポンドを借りて、僕らはレーベルを始めた。マーティン・ブロックの家族は、曲をレコーディングするためのスタジオ代を気前よく援助してくれた。僕らはただ、すごい音を出してジョン・ピールにレコードをかけてもらいたいと思っていた子供だった。驚いたことに、ジョン・ピールはレコードをかけ、あれこれあって、今のような状態になった」
モグワイは7年ぶりのジャパン・ツアーとなる来日公演が2025年3月に開催されることが決定している。
新作のトラックリストは以下の通り。
1. ‘God Gets You Back’
2. ‘Hi Chaos’
3. ‘What Kind of Mix Is This?’
4. ‘Fanzine Made Of Flesh’
5. ‘Pale Vegan Hip Pain’
6. ‘If You Find This World Bad, You Should See Some Of The Others’
7. ’18 Volcanoes’
8. ‘Hammer Room’
9. ‘Lion Rumpus’
10. ‘Fact Boy’