ジュリアン・ベイカーとトーレスはコラボレーションによるアルバム『センド・ア・プレイヤー・マイ・ウェイ』より新曲“Tuesday”がミュージック・ビデオと共に公開されている。
コラボレーション・アルバム『センド・ア・プレイヤー・マイ・ウェイ』は4月18日にマタドールよりリリースされる。2016年にジュリアン・ベイカーとトーレスはシカゴのリンカーン・センターで一緒にライヴを行っており、アルバムはその時から始まっている。
“Tuesday”のミュージック・ビデオはこちらから。
小説『ヴァレンタイン』で知られる作家のエリザベス・ウェットモアは『センド・ア・プレイヤー・マイ・ウェイ』について2024年の時点で次のように評している。「聞いてください。多くの人にとって、あるいは私たちのほとんどにとって、今年は厳しい年だったかもしれません。これを書いている今は11月半ばのシカゴ、記録的に暖かい秋の中ですが、悪いニュースは次々とやってきます。南部の農村地帯では家族も動物も家も流され、終わりのない山火事の季節が続いています。一部では水が多すぎる場所があり、他の場所では不足しています」
「私の故郷テキサスでは、まだ子どもと呼べるような年齢の妊婦たちが適切な医療を受けられず命を落としています。あなた自身や愛する人が不法移民、トランスジェンダー、クィア、貧困層、黒人などに該当するなら、さらなる苦境が待ち受けています。そして時に、世界全体が自らを破滅させる決意をしたように感じられることもあります。ジュリアン・ベイカーが『最悪の状況かどうかは、誰に聞くか次第』と歌う時、それが心に響きます。あなたもそう感じるかもしれません。そして、この期待のカントリー・アルバム『センド・ア・プレイヤー・マイ・ウェイ』は、そんなあなたに寄り添う良き伴侶となるはずです」
「アウトローの伝統に則って書かれ、歌われた素晴らしいカントリー・アルバムです。反抗的で異分子のワーキング・クラスが依存症や後悔、誤った決断だけでなく、抑圧的な権力システムとも格闘してみせるのです。それは長いシフトを終えて、骨身を削って家路につき、葉っぱと静かな場所で足を上げたいと願う歌であり、またワゴン車から落ちて、今度こそ最終的に車輪の下に引きずり込まれるのではないかと思う歌であり、間違った決断が自分の知っている唯一の決断であると考える歌だったりします」