オースティン・シティ・リミッツは2025年のラインナップが発表されている。
今年のオースティン・シティ・リミッツは10月3日から5日、10月10日から12日という2週末にわたって開催される予定となっており、それぞれ3日券のチケットが発売されている。
2025年のラインナップはザ・ストロークス、サブリナ・カーペンター、ホージア、ドージャ・キャットらがヘッドライナーを務めることが明らかになっている。ザ・ストロークスの出演は2025年で初のライヴとなっており、現時点で最後のライヴは2024年3月にシカゴで行った公演となっている。これは2024年唯一のライヴとなっている。
他にもラインナップではドーチー、ルーク・コムズ、ジョン・サミット、ケイジ・ジ・エレファント、エンパイア・オブ・ザ・サン、ウェット・レッグ、オリヴィア・ディーン、マリーナ、キング・プリンセス、モデスト・マウス、ジョー、パッション・ピット、コンフィデンス・マン、ザ・デアらが出演することが明らかになっている。
ザ・ストロークスは2020年4月にリリースされた通算6作目となるアルバム『ザ・ニュー・アブノーマル』以来、新曲をリリースしていない。メンバーはそれぞれソロ・プロジェクトに取り組んでおり、ジュリアン・カサブランカス率いるザ・ヴォイズは今年3月に“Blue Demon”のデモ音源を公開している。
2022年、『ザ・ニュー・アブノーマル』でプロデューサーを務めたリック・ルービンはザ・ストロークスと新作に取り組んでいて、コスタリカでセッションを行ったことを明かしていた。当時、リック・ルービンは次のように語っている。「数ヶ月前、コスタリカにいて、ザ・ストロークスとニュー・アルバムをレコーディングしたんだ。山の頂上にある家を借りて、屋外にバンドをセットアップしたんだ」
「それで彼らが演奏したんだけど、山の頂上で海に向かってコンサートをやっているような感じでね。すごかったよ。それを毎日やったんだ。屋外で演奏してくれて、バンドは帰ろうとしなかった。あれは最高の体験だったね」
その後、ギタリストのアルバート・ハモンド・ジュニアはこの体験について次のように振り返っている。「どんな感じで、何があったのかを話したとしても、レコーディングがどのようなものだったか、あの時僕らが体験した『魔法のようなもの』は理解してもらえないと思う」
「彼が最も気に入ったレコーディング体験の一つが今まさにやっていることだったというのは感動的だったよ」
バンドの今後についてアルバート・ハモンド・ジュニアは次のように続けている。「音楽をやって、それを続けたいという気持ちで興奮させられるのは、まだ僕らにとって最高の曲を書いてないと思うからなんだ。直感的にそう思うんだよね」