マーキュリー・プライズは2025年の開催日程を発表して、授賞式がニューカッスルで開催されることが決定している。
栄えあるマーキュリー・プライズは今年はニューカッスル市議会ならびにノース・イースト結合行政機構とのパートナーシップの下に開催される。マーキュリー・プライズの授賞式がロンドン以外で開催されるのは今回が初めてとなる。
12枚の候補作となるアルバムは9月10日に発表され、授賞式はニューカッスルのウティリタ・アリーナで10月16日に開催される。
放送パートナーとなるBBCが授賞式を中継することとなり、授賞式では候補作品のアーティストによる多くのパフォーマンスが行われることになるという。
プレス・リリースではニューカッスルは「イングランド北部で文化的中心地としての地位を急速に固めつつある」ために選ばれたとのことで、授賞式は「ノース・イーストの音楽分野にとって画期的な瞬間」になると評されている。
ニューカッスルでの初開催を記念して、音楽エージェンシーで授賞式のパートナーである「ジェネレイター」は授賞式に向けて1週間に及ぶ地域の関連プログラムを開催するとのことで、地元の才能溢れるアーティストや北部の様々な才能を紹介するものになるという。関連プログラムの詳細は今後発表される。
「マーキュリー・プライズにとって画期的な瞬間を発表することができて嬉しいです」と英国レコード産業協会のジョー・ツイストは述べている。「私たちやレーベルのコミュニティはUK全体からの才能を称え、紹介する機会を提供することを行ってきています」
「これまでのマーキュリー・プライズの受賞者と受賞作品は一貫して地域ならではの才能の幅広さを示してきました。ニューカッスル・アポン・タインは紛れもない音楽都市であり、この地では初開催となる記念すべきマーキュリー・プライズをお届けするのに、ニューカッスル市ならびにノース・イースト結合行政機構をパートナーに迎えられるのを楽しみにしています」
ニューカッスル市長のキム・マッギネスは次のように述べている。「マーキュリー・プライズをノース・イーストに持ち込むというのは、誇り高き文化の歴史を築き、文化地域としての私たちの評判を高めていく、またとない素晴らしい栄誉です」
「サム・フェンダーのようなアーティストの成功は地元の若いミュージシャンに可能なことを示すものであり、ノース・イーストでマーキュリー・プライズを開催することは、地元に根付いた才能を紹介する機会を与えてくれます」
「私たちの地域が提供する文化は力強いものであり、暮らす人々、場所、産業遺産の誇りと創造性が注がれています。今回のイベントはその証であり、私たちの地域が国内および国際的な舞台で存在感を示す手助けとなるでしょう」
2024年のマーキュリー・プライズの授賞式はロンドンのアビイ・ロード・スタジオで開催されており、リーズ出身の4ピース・バンドであるイングリッシュ・ティーチャーが受賞している。