フー・ファイターズの元ドラマーであるジョシュ・フリーズはバンドと袂を分かつことになった理由について冗談めかして列挙している。
ジョシュ・フリーズはテイラー・ホーキンスが2022年3月に亡くなったことを受けて、2023年からツアー・ドラマーを務めていた。ジョシュ・フリーズはそれまでにガンズ・アンド・ローゼス、ナイン・インチ・ネイルズ、パラモア、ディーヴォでも演奏してきている。
ジョシュ・フリーズは週末にフー・ファイターズのメンバーから外れることを知らせる電話を受けたことをソーシャル・メディアで明かしている。
ジョシュ・フリーズはバンドが「ドラマーと違う方向に進むこと」になったとして「理由は教えてもらえなかった」ものの、「プロとして40年間ドラムを叩いてきて、バンドを解雇されたことは一度もなかった。だから、怒りはないけれど、ショックだったし、落胆したよ」と述べている。
その際、ジョシュ・フリーズは「フー・ファイターズから解雇された10の考えられる理由」を発表すると予告していたが、冗談めかして10の理由を発表している。
10の理由は以下の通り。
・ツアーで1週間ずっと“My Hero”を口笛で吹いていたことがあった
・フガジの曲を1曲しか挙げられない
・二語:ポリリズム
・キットでのメトロノームにような正確さに魂が感じられなかった
・リハーサルの度に20分間カウベルによる音の洪水を要求した
・一度も髭を生やそうとしなかった
・水星が逆行したのでスタジオに現れなかった
・オフスプリングのヌードルズに4人目のギタリストになれると約束した
・ライヴ後にウィジャボードとヌンチャクが用意されるまで演奏を拒否した
・プードルの件は全体的にちょっとやり過ぎた(※ジョシュ・フリーズはプードルの愛犬家として知られている)
一方、テイラー・ホーキンスの息子であるシェインはチェヴィ・メタルが行う今夏のツアーに参加することも明らかになっている。
ジョシュ・フリーズはフー・ファイターズのメンバーとはバンドに参加するだいぶ前からの知り合いで、テイラー・ホーキンスが亡くなった後はバンドとして続いていくのかも分からなかったと語っている。
「クリス・シフレットとラミ・ジャフィーとは30年にわたる知り合いなんだ。彼らがフー・ファイターズに入るずっと前からね。デイヴ・グロールとはニルヴァーナの前に出会った。1990年くらいに彼がスクリームにいる時にロング・ビーチで行われたコンサートで会ったんだ。テイラー・ホーキンスが亡くなった後、まず最初に思ったのは、どうやってここから彼らは続けていくのだろうかということだった。テイラー・ホーキンスはすごく重要な存在だった。ステージでも、それ以外でもね。彼はただのドラマーじゃなかっただろ。彼には大きな個性があったからね。『続けていくのかな?……デイヴ・グロールはソロになるのかな?』と考えたのを覚えているよ」
フー・ファイターズは10月に単独公演としては17年ぶりとなる来日公演を行うことが決定している。