ロジャー・ニコルスは訃報を受けて初の公認ソングブック『ロジャー・ニコルス・ソングブック』が8月6日にリリースされることが決定している。
ロジャー・ニコルスは2年前に発症したパーキンソン病の療養中に呼吸器系疾患の悪化で体調を崩し、5月17日午後11時53分、オレゴン州の自宅で、家族が見守る中、亡くなったことが発表されている。享年84歳だった。
本作は、公私に渡って交流を持つアンソロジストの濱田髙志が8年前からロジャー・ニコルスと共に選曲を進めてきた日本独自の企画で、ロジャーが様々なアーティストに提供した楽曲で編んだ作品集になるという。
彼の楽曲を収録した作品集は過去に何度か編まれているが、本作は初の「ロジャー・ニコルス公認」のソングブックになる。
『ロジャー・ニコルス ソングブック』のリリースに寄せて、生前、ロジャー・ニコルスは以下のコメントを寄せている。
「素晴らしい!
この作品集が発売されることをとてもありがたいと思う。
トラックリストを眺めていると、とてもいい気分になるよ。
曲それぞれに、いろいろな想い出があるからね。
これまで一緒に仕事をした作詞家のなかで、
特に印象深いのはポール・ウィリアムスとビル・レーンのふたりだ。
そして、私が作曲した曲のなかで好きな曲を5つ挙げるなら
“We’ve Only Just Begun”、“Rainy Days and Monday’s”、
“Out in the Country”、“Times of your Life”、そして“Let Me Be the One”。
どれもヒットした曲なんだ。
ありがとう、ありがとう、ありがとう!
これを手にとってくれるあなたは、私の忠実なファンだと思う。
私の音楽に対する熱意に心から感謝します。
2025年5月5日
ロジャー・ニコルス」