スリップノットのギタリストであるジム・ルートは先日「インスピレーションはほぼゼロ」と語っていたものの、新作に向けて「6曲のアレンジを仕上げた」と語っている。
ジム・ルートはポッドキャスト『ターニング・レンチズ』に出演して、2022年発表のアルバム『ジ・エンド、ソー・ファー』に続く新作について語っている。
「生々しいアルバムを作りたいんだ」とジム・ルートは語っている。「最初の2枚のアルバムをレコーディングした時のような、あるいは『Vol.3』のような生々しいエネルギーを取り戻したいと思っている。あそこには剥き出しのパンク・ロックのようなものがあった。過去の数枚のアルバムにあったそういうものを求めている。そういうものに立ち返る時が来たと思っているんだ」
ジム・ルートは「6曲のアレンジを仕上げた」ものの、すぐにアルバムをリリースすることはないだろうと語っている。「作曲とプリプロダクションに時間をかける必要があると思うし、それにはしばらく時間がかかると思うね」
ジム・ルートは先日、別のインタヴューで厳しいツアー・スケジュールのために「インスピレーションはほぼゼロ」と語っている。「新型コロナウイルスの前に書いた曲は興味がないんだ。バンドの他のみんなもそうだと思うよ。『そんなものはなかったことにしないと。それで新しく始めよう』という感じだと思う」
スリップノットについては以前から失われたアルバム『ルック・アウトサイド・ユア・ウィンドウ』がリリースされるのではないかと見られている。
『ルック・アウトサイド・ユア・ウィンドウ』は2008年発表の『オール・ホープ・イズ・ゴーン』を制作している時にコリィ・テイラー、シド・ウィルソン、ジム・ルート、ショーン・クラハンによってレコーディングされた作品となっている。
コリィ・テイラーは一時2つのアルバムを1つにまとめようとしたが、「ものすごく実験的で、独特の空気」の曲があって、うまくいかなかったと語っていた。この時のセッションからリリースされた曲は『オール・ホープ・イズ・ゴーン』のボーナストラックだった“Til We Die”のみとなっている。