ジョン・ライドンは現在のセックス・ピストルズを再び批判して、フロントマンのフランク・カーターについて「お前はジョニー・ロットンじゃない」と語っている。
ジョン・ライドンとの共演は2008年が最後となっているセックス・ピストルズはフランク・カーターをフロントマンに迎えて、昨年秋から復活ツアーを行っている。その後、セックス・ピストルズはロンドンのブッシュ・ホールで貴重なライヴも行っており、『勝手にしやがれ!』を全曲演奏している。
ジョニー・ロットンとしてセックス・ピストルズのフロントマンを務め、現在はパブリック・イメージ・リミテッドとして活動するジョン・ライドンは先日も現在のセックス・ピストルズを批判しており、『NME』のインタヴューで「その意図には悪意とも言えそうなものがある。それにカラオケだしね」と語っていた。
セックス・ピストルズがダウンロード・フェスティバルへの出演と北米ツアーを控える中で、今回、ジョン・ライドンは改めて自身の見解を語っている。
「おかしな話だよね」とジョン・ライドンは『クラシック・ロック』誌に語っている。「私がバンドに注いできた誠実さ、激しさ、純粋な正直さ、そして心からの感情を安易なものにしている」
「もちろん、そんなものはカラオケだ。でも……いいかい、ミスター・カーター、お前はジョニー・ロットンじゃない。俺なんだ。そうだろ? 止めてくれ」とジョン・ライドンは続けており、フランク・カーターに一つだけお墨付きを与えている。「彼は正しい精神で引き受けたんだと思うんだけどね」
ジョン・ライドンは自分抜きで活動を再開したセックス・ピストルズを何度も批判しており、先月も次のように述べている。「彼らはコンテンツを殺してしまったし、全力で幼稚なゴミの受け入れがたいものに変えてしまった」
彼はは次のように続けている。「申し訳ないが、そんなことにこれ以上手を貸すわけにはいかない。俺の意見としては俺がピストルズだ。あいつらは違う」