10ccのグレアム・グールドマンは50年近く前にクリケットへの愛を歌詞で歌っていたもの、初めてクリケットの試合を訪れている。
10ccの結成メンバーであるグレアム・グールドマンは1978年発表の“Dreadlock Holiday”で「I don’t like cricket – I love it(クリケットは好きじゃない。愛しているから)」と歌っている。
“Dreadlock Holiday”はクリケットと密接に結びつき、試合での非公式なアンセムとして観客に採用されるようになっている。
イングランドのクリケット選手だったフィル・タフネルも最も好きな曲に“Dreadlock Holiday”を挙げており、彼はグレアム・グールドマンに「クリケットのキャリアにおけるサウンドトラック」だったと語っている。
「ツアーに出ている時はいつも聴いていたよ」とフィル・タフネルは語っている。「リアリティ番組『アイム・ア・セレブリティ』で二度目のジャングルから出てきた時もこの曲が流れていたはずだよ」
今回、“Dreadlock Holiday”がリリースされてから47年を経て、グレアム・グールドマンは初めてクリケットの試合を訪れたことが明らかになっており、イングランドがウェスト・インディーズをオヴァルで破った試合について感想を述べている。
「今日の経験を経て、ようやく『クリケットは好きじゃない。愛しているから』と言えるね」とグレアム・グールドマンは語っている。「素敵な一日になった。楽しかったよ。素晴らしい雰囲気で、素晴らしい観客だった。すごい時間を過ごせたよ」
試合を初めて観て、またクリケットに関する曲ことを考えているかと訊かれたグレアム・グールドマンは次のように答えている。「このような素敵な体験があると、いつかどこかで曲の中に出てくるだろうね」
“Dreadlock Holiday”は1972年に結成された10ccにとってヒット曲の一つとなっていて、グレアム・グールドマンは休暇でジャマイカに行った時に出会った人物がインスピレーションになったと語っている。
グレアム・グールドマンについては2022年にクイーンのギタリストであるブライアン・メイと“Floating in Heaven”をリリースしている。
この曲は、2021年12月に打ち上げられたジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡から送信された最初の画像を記念して書かれた楽曲となっている。