アヴリル・ラヴィーンはかつて夫だったSUM 41のデリック・ウィブリーとヴァンズ・ワープト・ツアーのワシントンD.C.公演で共演を果たしている。
アヴリル・ラヴィーンは現地時間6月15日に行われたワシントンD.C.公演でステージにSUM 41のデリック・ウィブリーを迎えてファンを驚かせており、SUM 41の“In Too Deep”を演奏している。フェスティバルを締めくくることになったアヴリル・ラヴィーンのステージだが、全13曲を演奏したステージの8曲目で共演は実現している。
アヴリル・ラヴィーンはステージに迎え入れる時に次のように語っている。「オリジナルのワープト・ツアーに参加していたバンドの一つに今夜は加わってもらおうと思うんだけど、どうかな? 私が最も好きなポップパンク・バンドの一つよ。いい? SUM 41のデリック・ウィブリーに拍手を」
「ちくしょう、なんてこった。音楽は止めたと思っていたのにな」とデリック・ウィブリーは冗談を飛ばしている。「でも、ワープト・ツアーを無視するわけにはいかないだろ。3〜4ヶ月の引退から戻ってきた理由は二つある。一つはワープト・ツアーのファミリーに会いたかったこと。もう一つは唯一無二のプリンセスと一緒だからだよ」
公演後、アヴリル・ラヴィーンはデリック・ウィブリーとの写真をインスタグラムに投稿して次のように述べている。「昨夜はヴァンズ・ワープト・ツアーでヘッドライナーを務めた。期待していたものすべてがあったし、それ以上だった。最高の観客だったし、ロックのやり方を分かってくれていた」
アヴリル・ラヴィーンは元夫の出演についても触れている。「レジェンドであるSUM 41のデリック・ウィブリーも参加してくれて、史上最高のポップパンク・アンセムである“In Too Deep”を演奏してくれた」
アヴリル・ラヴィーンとデリック・ウィブリーは1年の婚約期間を経て、2006年に結婚している。アヴリル・ラヴィーンは2009年に破局したことを発表して、当時次のように述べている。「私が17歳の時から友人で、19歳の時から付き合い始めて、21歳の時に結婚した。一緒にいた時間に感謝しているし、友人でいられることに感謝していますし、有り難く思っています」
「私はデリックに憧れて、すごく尊敬していた。私の知る人でも最も素晴らしい人物で、心の底から愛している。デリックと私は別れて、前向きに歩みを進めていきます」
SUM 41は2024年3月に最後の作品となるダブル・アルバム『ヘヴン・アンド・ヘル』をリリースしており、同作を引っ提げた最後のワールド・ツアーでSUM 41としての活動に終止符を打っている。
デリック・ウィブリーは解散することに決めたことについて次のように語っている。「タフな決断だったよ。自分のやっていることも好きだったし、30年近くこのバンドにいたことも好きだった。でも、人生には自問する時期というのが来るんだよね。『これだけをやり続けるのか? 他にないのか?』ってね。他のことをやろうとしない限り、分からないわけだからね。だから、タフだったけれど、今の時点でこの決断をしなければならないと分かったんだ」
最もつらかった時期と最も報われた時期を訊かれると、デリック・ウィブリーは次のように答えている。「たくさんあるよね。全体的に天国と地獄だった。すごい高みに達することもあれば、どん底に落ちる時もある。長いキャリアだったからね。紆余曲折を経験してきた。最も報われたと思うのは、すごくつらい時期もありながら、闘い続けて、これまででも最高だと思えるところまで突き抜けたことじゃないかな。今がお互いのことを最も好きだし、すべてが素晴らしい状態にある。終わりにするのには最高の状態なんだ」