Black SabbathのOzzy Osbourneが享年76歳で逝去

Ozzy Osbourne

ブラック・サバスのフロントマンにして、ロック界で最も伝説的な人物の一人であるオジー・オズボーンが亡くなった。享年76歳だった。

訃報は遺族によって声明が現地時間7月22日に発表されており、「愛に囲まれて」亡くなったという。

オジー・オズボーンとブラック・サバスは現地時間7月5日にバーミンガムのヴィラ・パークで「バック・トゥ・ザ・ビギニング」と題した最後のライヴを行っており、最後となった“Paranoid”の紹介時にオジー・オズボーンは観客に感謝の言葉を伝えている。「次が最後の曲だ。みんなの応援のおかげで素晴らしいライフスタイルを生きることができた。心の底から感謝しているよ」

オジー・オズボーン、トニー・アイオミ、ギーザー・バトラー、ビル・ワードが共演するのは2005年以来となっていた。

オジー・オズボーンはこの日、ソロとしてのパフォーマンスも披露しており、“Crazy Train”や“Mr. Crowley”といった楽曲を披露して、観客に次のように語っている。「ステージに上がるのは素晴らしいね。君たちには分からないだろ」

オジー・オズボーンは2018年以降、フルでのライヴは行っておらず、2019年の転倒で脊椎損傷が悪化することになり、複数の手術を行ったほか、肺炎と長年の感染症に加え、パーキンソン病も抱えるなど、様々な健康問題に直面してきた。

このライヴにはメタリカ、スレイヤー、パンテラ、アリス・イン・チェインズ、ゴジラ、アンスラックス、ガンズ・アンド・ローゼズ、トゥールらが参加しており、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのギタリストであるトム・モレロが音楽監督を務め、ジェイソン・モモアが司会を務めていた。

「バック・トゥ・ザ・ビギニング」についてはドキュメンタリー映画が2026年に劇場公開されることも発表されている。本作は「オジー・オズボーンとブラック・サバスの先駆的なサウンドへのラヴレター」と評されており、「ヴィラ・パークで終日にわたって開催された壮大なイベントを凝縮したもので、“War Pigs”、“Iron Man”、“Children of the Grave”、大団円となった“Paranoid”まで、嵐のようなパフォーマンスが収録され、ヘヴィ・メタルのゴッドファーザーによる深くパーソナルで、電撃的な別れを見せるものとなり、象徴的なライヴ・パフォーマンスから独占的な舞台裏映像やインタヴューも収録される」と説明されている。

ジョン・マイケル・オズボーンとして1948年12月3日にバーミンガムで生まれたオジー・オズボーンはトニー・アイオミ、ギーザー・バトラー、ビル・ワードと共にアースとして1968年に活動して、翌年にブラック・サバスに改名している。

オジー・オズボーンの独特なヴォーカル・スタイルとシアトリカルなステージでの存在感はロックならびにヘヴィ・メタルに大きな影響を与えることとなり、ブラック・サバスはヘヴィ・メタルの歴史において最も重要なアクトの一組として広く認知されている。

1979年にブラック・サバスを脱退したオジー・オズボーンはソロ・キャリアを歩むこととなり、後年はMTVのリアリティ番組『オズボーンズ』に出演して、妻のシャロン、息子のジャック、娘のケリーとやりとりの姿が描かれることとなっている。

オジー・オズボーンの私生活はステージ上でのパフォーマンスと同様に注目を集めることとなり、薬物の使用はブラック・サバス脱退の大きな要因となった。オジー・オズボーンはモトリー・クルーのニッキー・シックスに負けまいとアリの群れを鼻から吸い込み、地面のニッキー・シックスの尿を舐めた逸話でも知られており、コウモリやハトの頭を噛みちぎった逸話でも知られている。

「まあ、そうした話を否定することはできないよな。おそらく実際にやっただろうからね」とオジー・オズボーンは2020年の『NME』のインタヴューで語っている。「ああいうことをやっていた時はクレイジーだった。正気を失っていたんだ。でも、人々が知らないのは、翌朝目が覚めて『オー・マイ・ゴッド!』って思っていることだね」

「妻はもちろんだけど、世界に友人がいて、ラッキーだよ。確かにロックンロールなライフスタイルを生きてきた。でも、あの頃から音楽シーンも劇的に変わったからね。なにより、もうレコードが売れないだろ」

ブラック・サバスのギタリストであるトニー・アイオミは追悼の意を表して、次のように述べている。「ただただ信じられません。親愛なる友人であるオジーがヴィラ・パークの公演からわずか数週間で亡くなりました」

「あまりに切ないニュースで、言葉が見つかりません。彼のような人物は現れないでしょう。ギーザー・バトラー、ビル・ワード、私は兄弟を失うことになりました」

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