オジー・オズボーンは昨年まで行っていたブラック・サバスとしての最後のツアーに改めて苦言を呈し、バンドメンバーには最後のツアーを「楽しませて」もらえなかったと主張している。
オジー・オズボーンは米『ローリング・ストーン』誌のインタヴューの中でギタリストのトニー・アイオミについて、彼のソロの最中は言葉を発さないように言われていたとして彼を批判している。
「ブラック・サバスでは楽しむことを許してもらえないないんだ」とオジー・オズボーンは語っている。
「堅すぎるんだよ。トニーからは『俺のソロ中に口を開かないでくれ』って脅されていてね。俺としては、『分かったけど、本気で言ってる?』って感じだったんだけどさ。というのも、曲のほとんどがソロなわけでね。イントロから5分それが続いて、最後に俺が2秒歌って、次の曲っていう感じだからね。個人的には楽しみたいと思っているんだけどさ。音楽は俺にとってそういうものだからね。俺は神経質なシンガーとかじゃないからさ。俺は単に、観客を前に煽りたいと思っているフロントマンでしかないんだ」
同じインタヴューの中でオジー・オズボーンは先月にブドウ球菌感染のために入院していたことに言及して、公演ごとに行っている大規模なミート・アンド・グリートが感染の原因だった可能性があることを明かしている。
「医者にこう訊かれたんだ。『誰かと話しながら握手したりしましたか?』ってね」とオジー・オズボーンは語っている。「『そうだな。俺はライヴのミート・アンド・グリートで1日に200人と握手しないといけないんだよ』って俺が言うと、『それで合点がいきました』って医者は言っていたよ」
オジー・オズボーンは先日もブラック・サバスとしての最後のツアーを批判しており、「素晴らしい時間を過ごせたわけではなかった」と語っている。
「彼らといる時の俺は、単なるシンガーでしかないんだ。自分1人であれば、やりたいことをできるわけでね」と彼は語っている。「オジーでいると、彼らとは馬が合わなくてね。分からないんだけどさ、一体他に誰になればいいんだっていうね」
一方、オジー・オズボーンはソロとして最後とされるツアーの一環として来年にUK公演を行う予定となっている。
オジー・オズボーンは来年の3月に日本で初開催となるダウンロード・フェスティバル2019に出演することが発表されている。