Rob Halford&Tom Morello、ベルリン国際映画祭の記者会見に出席

レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのギタリストであるトム・モレロとジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードはベルリン国際映画祭でドキュメンタリー『ザ・バラード・オブ・ジューダス・プリースト』の記者会見に出席している。

本作はトム・モレロと『メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー』で知られるサム・ダンが共同監督を務めた作品で、先駆者としてヘヴィ・メタルに与えた影響を含め、バンドの50年に及ぶ歩みを追ったものになるとされている。

ドキュメンタリーはベルリン国際映画祭でワールド・プレミア上映が行われており、ロブ・ハルフォードが“Breaking The Law”について語るパートがYouTubeでも公開されている。

監督を務めたトム・モレロとサム・ダン、ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードはワールド・プレミアに際して記者会見にも出席しており、スペインのジャーナリストに対してジューダス・プリーストと政治の関係性について語っている。

トム・モレロは次のように語っている。「自分の最も好きなバンドの一つについてドキュメンタリーを作りながら、同時にファシズムとも闘うなんて、何という時代に生きているんだろうね。でも、一つあるのは、“Breaking The Law”や数曲は、ジューダス・プリーストの曲でも明らかに政治的なものだけれど、バンドの存在自体が本当に政治的なんだよ。この10年間にわたってロサンゼルスでジューダス・プリーストのライヴを観てきたけど、観客の50%以上はラテン系で、ゲイのカップルもたくさんいる。ステレオタイプなものではまったくないんだ。もちろん、自分のように歳を重ねた人物がレザーのジャケットを着て、誇らしげに子どもたちを連れてきたりもする。けれど、ジューダス・プリーストのライヴにあるコミュニティ、一体感、ハーモニーというのはより良いことをしていくための模範となると思う」

ロブ・ハルフォードも自身の音楽において政治との関わりを避けてきたわけではないと語っている。「歌詞を書く人間として自分に影響を与え、気分を害したりもする世界で起きていることについて見ないわけにはいかない。それで『これを曲にできる方法はないだろうか?』と考えるんだ。それはずっとやってきたことだよ。『背信の門』に収録されている“Raw Deal”は露骨なゲイ・ソングで、ファイアー・アイランドに行って誰かと出会い、仲間と過ごすことで得られる自由について歌っている。“Savage”は気候変動についての曲で、入っているアルバムは『ステンド・クラス』だっけ? だから、かなり前の曲だ。最新作でも、名前を出すことはしないけど、ある人物について取り上げている。ちょっと曖昧にしたけれど、ちゃんと聴いてもらえれば、メッセージ、表現、感情がそこからは伝わってくる。すごく難しい綱渡りなんだけどね。みんなに楽しい時間を過ごしてもらいたいだけだから」

ロブ・ハルフォードは次のように続けている。「レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンも楽しい時間を提供している。みんなが飛び跳ねていて、我を忘れているんだ。恍惚状態にあるけれど、メッセージが失われたわけじゃない。家で一人になった時、ベッドで横になった時、座ってコーヒーを飲んでいる時、音楽を聴いていると、メッセージはより明らかになるはずだ。メッセージの伝わり方としてはまったく違う体験なんだ。だから、自分を律しなければいけない。歳を取れば取るほど、世間に対して腹立たしくなるからね。今も苦しみ、ふさわしい人権を与えられない自分と同じような人たちのことはずっと腹立たしく思ってきた。ドイツのことを言っているわけじゃない。サウジアラビアやイランなど、私のような人たちがひどい扱いを受けている他の国のことだ。あからさまなメッセージは避けるようにしているけれど、メッセージはあるんだ。そして、それは自分が腹立たしく思っていることに対して自分のことを裏切っているわけではないという安堵を得られるんだ」

ドキュメンタリー『ザ・バラード・オブ・ジューダス・プリースト』について発表時にジューダス・プリーストは次のように述べている。「50年以上にわたってメタルに心血を注いで生きてきました。そして、ついにこのドキュメンタリーで我々の信徒を召集し、正式に我々の生涯のありのままを見たことのない形で目撃してもらえることになった。キャソックを脱いで、メタルの誇りをまとったプリーストが姿を現すんだ」

トム・モレロとサム・ダンは共同声明で次のように述べている。「50年に及ぶ途方もない歩みを追うことで本作はジューダス・プリーストがメタルのサウンドとルックスをいかに決定づけたかを描きつつも、そのシーンを包括的な場所にしたことも描くものになります。このような綿密にフィルターを通さずにその生涯にアクセスする機会を与えてくれたことに感謝しますし、世界中のメタルの観衆に届けられることを楽しみにしています」

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