The Rolling Stones、映画『メラニア』で「Gimme Shelter」を使う許可を出したという報道を否定

The Rolling Stones

ミック・ジャガーに近い情報筋はドキュメンタリー映画『メラニア』のプロデューサーにザ・ローリング・ストーンズの“Gimme Shelter”を使用する許可を与えたことを否定している。

プロデューサーのマーク・ベックマンは先週、ガンズ・アンド・ローゼズ、グレース・ジョーンズ、プリンスとは対照的に曲の使用にザ・ローリング・ストーンズが許可を出したと語っていた。

マーク・ベックマンは『ヴァラエティ』誌にミック・ジャガーが「実際に関与」して「承認した」と語っていた。しかし、ミック・ジャガーに近い情報筋は『ガーディアン』紙に対してプロデューサーがドキュメンタリーのプロモーションをしようとしているため、ミック・ジャガーは懐疑的な見方が必要だと感じていると語っている。

また、ザ・ローリング・ストーンズのスポークスパーソンも『ガーディアン』紙に対して映画での同曲の使用に関してマーク・ベックマンと連絡は取っていないと語っており、契約はザ・ローリング・ストーンズの1971年以前の楽曲の権利を保有する音楽会社「アブコ」とプロデューサーの間で締結されたと説明している。

ドキュメンタリー『メラニア』は夫であるドナルド・トランプが昨年1月に2度目の大統領就任宣誓を行う前の20日間を追ったもので、オープニングのマールアラーゴのシーンで“Gimme Shelter”が使われている。

マーク・ベックマンはザ・ローリング・ストーンズとの関係について次のように語っている。「ザ・ローリング・ストーンズとは緊密に取り組んできました。政治的な話ではありません。ザ・ローリング・ストーンズ側はただ『素晴らしい映画を作っているね』という感じでした。それで難関を突破することができたのです。政治的なことではありません。一人の民間人からホワイトハウスに戻ることになった女性の物語です。この映画はクールな感じで、監督のブレット・ラトナーは素晴らしい仕事をしてくれました。メラニア・トランプ夫人も集中的に取り組み、やってみたのです。ザ・ローリング・ストーンズ側に見せたところ、彼らは感心してくれました」

ザ・ローリング・ストーンズはこれまでもガンズ・アンド・ローゼズ、グレース・ジョーンズ、プリンス、フー・ファイターズ、ABBA、アデル、ニール・ヤング、ブルース・スプリングスティーン、クイーン、R.E.M.、ジャック・ホワイト、セリーヌ・ディオンらと共にドナルド・トランプ大統領の集会で自身の楽曲が使われることに反対してきた。

ガンズ・アンド・ローゼズ、グレース・ジョーンズ、プリンスについてマーク・ベックマンは次のように語っている。「知りたいのであれば、お話しますが、使いたかった曲があったんですが、悲しいことに政治的な問題があったものもありました」

「例えば、ガンズ・アンド・ローゼズの場合は政治的に意見が分かれました」とマーク・ベックマンは続けている。「使いたい素晴らしい曲があったのですが、フェアじゃないので名前は挙げませんが、一人は『ぜひ』と言ったのですが、別の人物は『あり得ない』と言いました」

「映画で使うには全員の承認が必要でした、なので、ガンズ・アンド・ローゼズは非常に残念な結果となりました。ガンズ・アンド・ローゼズの判断は尊重しています」

「グレース・ジョーンズも使いたい曲がありました。もちろん、彼女には多大な敬意を払っていました。しかし、映画は政治的な内容ではないにもかかわらず、政治的なハードルを乗り越えられなかったようです。ですから、彼女も残念な結果になりました」

マーク・ベックマンはプリンスの遺産管理団体からも「プリンスはドナルド・トランプ大統領にまつわるものに曲を使われたくないだろう」と言われたと語っている。

同じく映画で楽曲を使われたレディオヘッドのジョニー・グリーンウッドと映画監督のポール・トーマス・アンダーソンは映画『ファントム・スレッド』の音楽をメラニア・トランプ大統領夫人のドキュメンタリーから削除するように求めていた。

映画はイギリスでの初週ランキングは29位で、興行収入は3万3000ポンド足らずとなっている。『インディペンデント』紙は4000万ドルの製作費に対して全世界で950万ドルの興行収入に留まっており、マーケティング費用として3500万ドルが追加で投入されたと報じている。

これはドキュメンタリーとしては異例の高い数字だが、その正当性を疑問視する声もあり、『デイリー・ビースト』紙は映画の興行成績を上げるために「偽造チケット販売」が行われた疑惑を報じている。

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