Def Techが、関東から関西へと台風が横断しているタイミングで大阪と東京の野外公演を敢行。
満足度満点の野音ライブを満員御礼で終えた。
台風12号が関東沖で不穏な動きを見せるなかで7月28日大阪城野音。
翌29日は台風一過の東京日比谷野音。
真夏の太陽のもと蝉の声が鳴り止まぬ中、意表を突いたオープニングは初期の名曲”Catch The Wave”と活動再開後の名曲”Ray of Light”。
そして25日発売されiTuneランキングで1位を獲得したばかりのニューアルバム『Cloud 9』から”Defunkafied”など、聴かせる曲とノリで攻める曲が交錯してアッという間に時が過ぎてゆく。
ステージにはシェンとマイクロの後ろにDJと、指先でビートを叩き出すMPC、ギターの3人を配置。
舞台にはサーフボード、ハンモックや花束がさりげなく置かれて心地良い。
前半は安定した演奏と踊らせ聴かせのセットリストでメリハリのある構成だ。
そして、驚きなのはヒューマンビートボックスのKAIRIが登場した後半。
口元とマイクの超人的なテクニックによって強烈で繊細、ときに重なり合うビートを創出するKAIRIとの共演は今回が初めて。ヒューマンビートボックス×MPC×DJ×ギターというバトルじみた編成でライブの臨場感とスリルは最高潮に達する。全く新しいライブコンサートの形だ。
日比谷では終盤の”One Day”でウクレレの名渡山遼が登場。リリカルなイントロからリズミカルな歌へと曲を導き夏の夕景にドンピシャな演奏を披露した。そして、アンコール冒頭の”KEEP MOVING”にはBaby KiyとYAYが登場。
男臭い存在感で観客を煽るYAYの2人と、透明感と存在感を併せ持つ女性シンガーBaby Kiyとが絶妙に共存し勢いあるパフォーマンスを見せた。
さらに”My Way”。
イントロの緊張感から一気に解放され歌と演奏に身をゆだねた観客も思わず歌を口ずさむことになる・・・2時間超全27曲のライブは夏の夕暮れの中で名残惜しくも大団円を迎えた。
今回ベールを脱いだ新機軸が10月からの全国コンサートツアーへどう反映されていくのか興味は尽きない。
それが必見のパフォーマンスになることは間違いないだろう。
Cloud 9 Tour 2018
10月8日 (月・祝) 北海道 • 札幌 PENY LANE 24
10月11日 (木) 神奈川 • 川崎 CLUB CITTA’
10月12日 (金) 福島 • 郡山Hip Shot Japan
10月18日 (木) 埼玉 • HEAVEN’S ROCK さいたま新都心
10月19日 (金) 群馬 • 高崎 clubFLEEZ
10月23日 (火) 愛媛 • 松山サロンキティ
10月26日 (金) 岡山 • YEBISU YA PRO
10月27日 (土) 鳥取 • 米子 AZTiC laughs
11月2日(金) 富山 • 富山MAIRO
11月3日 (土・祝) 長野 • 長野CLUB JUNK BOX
11月7日 (水) 福岡 • DRUM LOGOS
11月8日 (木) 長崎 • DRUM Be-7
11月11日 (日) 大阪 • ユニバース
11月12日 (月) 大阪 • ユニバース
11月14日 (水) 愛知 • DIAMOND HALL
11月16日 (金) 東京 • STUDIO COAST
11月18日 (日) 静岡 • SOUND SHOWER ark
11月21日 (水) 宮崎 • WEATHER KING
11月23日 (金・祝) 沖縄 • ナムラホール
オールスタンディング / 5,000(税込 , ドリンク代別 )
2F 指定席 / 6,000(税込 , ドリンク代別) ※東京公演のみ
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