カーペンターズは17年ぶりとなるアルバム『カーペンターズ・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団』が12月7日にリリースされることが決定している。
本作はカーペンターズのオリジナルのヴォーカルとインストゥルメンタル・トラックに、ロンドンのアビイ・ロード・スタジオで録音された、リチャード・カーペンター指揮によるロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団のオーケストラ・サウンドが加えられたものとなっている。リチャード・カーペンターは、アルバムのプロデューサー、アレンジャー、そして指揮者を務めている。
「結局はリチャードの音楽であり、最初から関わっていた本人がそこにいた、ということが特別なことなのだ」とロイヤル・フィルハーモニーのオーケストラ・マネージャー、イアン・マクレーは語っている。「普通と違って、誰かによる解釈ではないんだ」。
デジタル、CD、180グラムの2LPレコード、UNIVERSAL MUSIC STORE限定のカラーLPの4形態でのリリースとなり、LPレコードのみ2019年2月8日にリリースされる。
本日より『カーペンターズ・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団』のデジタル・アルバムの予約が開始されており、アルバムからは“Yesterday Once More”と“Merry Christmas, Darling”の2曲がストリーミング/ダウンロードで先行配信されている。
新作がフル・アルバムとして発表されたのは2001年の『レインボウ・コネクション~アズ・タイム・ゴーズ・バイ』以来、17年ぶりとなる。
「(オリジナルの)“(They Long To Be) Close To You”は、まばらなストリング・アレンジなんだ」とリチャード・カーペンターは語っている。「第2節と第3節では10台のヴァイオリンしかないので、音が薄く聴こえる。今回はそれを4倍にしたんだ。気がつく人はすぐに気づくだろうね。旋律は同じでも、演奏者の数が多いので、より深い音になっているはずだよ」
他にも“We’ve Only Just Begun”や“Merry Christmas, Darling”にオーケストレーションが施されており、リチャード・カーペンターは次のように続けている。
「これまで、何度となく、私は“もう一度この曲をやり直すことができたらいいのに”と思うことがあった。さらに、細かいところをやりすぎることなく、修正をする機会ができたことが大事だ」
「これらのリフレッシュされた楽曲によって、改めてカレンの瑞々しいヴォーカルの魅力を感じることができる」と彼は語っている。「それこそが、このプロジェクトを進める一番の理由だったんだ」
リチャード・カーペンターは、ニュー・アルバムの発売に合わせて12月上旬にプロモーションで日本を訪れることも決定している。また、今回のアルバムの日本盤ボーナス・トラックとして“Please Mr. Postman”が追加収録される。日本盤の初回生産分にはリチャード・カーペンターの直筆サインが抽選で10名のラッキーなファンに当たるスペシャル・キャンペーンの応募券の封入も決定している。リチャード・カーペンターの来日は9年ぶりとなる。
リリースの詳細は以下の通り。
カーペンターズ
『カーペンターズ・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団』
Carpenters
“Carpenters With The Royal Philharmonic Orchestra
CD品番: UICY-15801 価格: 2,500円(税抜価格)+税
発売日: 2018年12月7日(金) 全世界同時発売
日本盤のみSHM-CD仕様
1. オーヴァーチュア OVERTURE
2. イエスタデイ・ワンス・モア YESTERDAY ONCE MORE
3. ハーティング・イーチ・アザー HURTING EACH OTHER
4. 青春の輝き I NEED TO BE IN LOVE
5. ふたりの誓い FOR ALL WE KNOW
6. タッチ・ミー TOUCH ME WHEN WE’RE DANCING
7. アイ・ビリーヴ・ユー I BELIEVE YOU
8. 想い出にさよなら I JUST FALL IN LOVE AGAIN
9. メリー・クリスマス・ダーリン MERRY CHRISTMAS, DARLING
10. ベイビー・イッツ・ユー BABY IT’S YOU
11. 遙かなる影 (THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU
12. スーパースター SUPERSTAR
13. 雨の日と月曜日は RAINY DAYS AND MONDAYS
14. マスカレード THIS MASQUERADE
15. 涙の乗車券 TICKET TO RIDE
16. 愛にさよならを GOODBYE TO LOVE
17. トップ・オブ・ザ・ワールド TOP OF THE WORLD
18. 愛のプレリュード WE’VE ONLY JUST BEGUN
19. 日本盤ボーナス・トラック: プリーズ・ミスター・ポストマン PLEASE MR. POSTMAN