ヴァンパイア・ウィークエンドは現地時間12月8日に行ったサプライズ公演でボブ・ディランの1983年発表の楽曲“Jokerman”をカヴァーしている。
先日、2019年のオープナー・フェスティバルに出演することが発表されたヴァンパイア・ウィークエンドはロサンゼルスで『GQ』誌のインタヴューを受けた後、わずかな観客の前でパフォーマンスを行っている。
エズラ・クーニグは自身の「アップル・ミュージック」の番組「タイム・クライシス」において最新エピソードのタイトルを“Jokerman”としているが、ライヴでも“Jokerman”へのこだわりを見せている。
アップル・ミュージックの番組ではジョーカーマン・フォントの作成者であるアンドリュー・スミスをインタヴューしている。
ライヴでは他にデビュー・アルバムからの“Cape Cod Kwassa Kwassa”やザ・ハニカムズの“Have I the Right?”のカヴァーも披露している。
観客が撮影したライヴの映像や写真はこちらから。
一方、エズラ・クーニグによる新曲がネットフリックスのアニメ「ネオ・ヨキオ」のクリスマス特番に使われることが決定している。新曲でエズラ・クーニグは「I never had a friend like you/I don’t think I’ll ever find another(君のような友人がいたことはなかった/これからもないと思う)」と歌っているという。
ヴァンパイア・ウィークエンドは2019年に『三菱マキアート』というワーキング・タイトルで制作されてきた新作をリリースするものと見られている。今年8月、ロラパルーザのアフターショウでエズラ・クーニグは自身の携帯電話から5曲をファンに聴かせている。
あるファンは次のように評している。「僕がサウンドを形容するとしたら、一番言えるのはスペーシーで、隙間のあるサウンドという感じかな。部分的には(フリート・フォクシーズの)『クラック-アップ』を彷彿とさせるね。でも、すごく明るくて、眩しいんだ。よもやプロテスト・ソングのサウンドと言えるほどのサマータイムのサウンドの雰囲気があるんだ(政治的な歌詞なんかを聴いたわけではないけどね)。そして、ヘヴィなパーカッションによるビッグで激しいインストゥルメンタルの盛り上がりがあって、70年代のファンクみたいなセクシーなテイストのフレーズもあってカッコいいんだ。興味深いアルバムになるね」