マルーン5は来年のスーパーボウルのハーフタイム・ショウで共演を持ちかけた6組以上のアーティストから断られたことが報じられている。
マルーン5については、元NFL選手のコリン・キャパニックへの支持を示すためにも、来年のスーパーボウルのハーフタイム・ショウへの出演を辞退するよう求める声が多く上がっている。コリン・キャパニックは、アメリカ警察の人種差別的な暴力に抗議して、国家斉唱中に起立せず片膝をつく行動を行ったことで知られている。
今年10月、リアーナが人種差別に抗議したコリン・キャパニック元選手への支持を示すため、来年のスーパーボウルのハーフタイム・ショウに出演することを辞退したと報じられたことを受けて、コメディアンのエイミー・シューマーはマルーン5に出演を辞退するよう求めている。先月、「Change.org」で立ち上がったマルーン5に出演を辞退するよう求める署名運動には、記事執筆時点で7万4,000件を超える署名が集まっている。
アダム・レヴィーン率いるマルーン5は現在、来年2月にアトランタで行われるスーパーボウルのハーフタイム・ショウで共演を希望しているアーティストとの交渉に苦戦していると報じられている。『ヴァラエティ』誌によれば、マルーン5はこれまでに6組以上のアーティストとの交渉に当たっているものの、いまだ合意に至っていないという。
報道によれば、“Girls Like You”でバンドと共演しているカーディ・Bは候補に挙がっている一人だという。「彼女の意思は何度か揺らいでいますが、現段階ではやらないという考えです」と情報筋は 『USウィークリー』誌に明かしている。カーディ・Bは今年2月にコリン・キャパニックが現在無所属となっていることに言及して「NFLが彼と再契約を結んだら」パフォーマンスをするという考えを明かしている。
カーディ・Bのほか、ポスト・マローンやブルーノ・マーズもスーパーボウルが行われる直前にアトランタ入りするスケジュールになっていることが明らかになっている。また、アウトキャストのアンドレ300やローリン・ヒル、ニッキー・ミナージュらが共演の候補に挙がっているという。
ラ・ブレア・メディアで広報を務めるハワード・ブラグマンは、マルーン5が直面している状況について『ヴァラエティ』誌に次のように語っている。「映画と同じです。著名なスターをキャスティングできなければ、強いコンセプトが必要になるのです。もしも他の放送局から例年よりも弱いショウになることが嗅ぎつけられてしまえば、彼らはそれを打ち負かすような番組を作ろうとするのですから、かなり強力なものを用意する必要があるのです」
ハワード・ブラグマンは来年のハーフタイム・ショウについて、アダム・レヴィーンやバンドにとって「困難なチャレンジになることは間違いない」と語っている。
マルーン5は現時点で正式に来年のハーフタイム・ショウへの出演を発表していない。