デーモン・アルバーンによるアフリカ・エクスプレスはニュー・アルバムをリリースすることを発表し、新たなEP『MOLO』を公開している。
4曲入りのEPは3月25日にリリースされており、EPのタイトルは南アフリカの言語であるコサ語で「こんにちは」を意味するという。
これまでのアフリカ・エクスプレスのプロジェクト同様、『MOLO』は西洋とアフリカのアーティストによる1週間にわたるコラボレーションによって制作されている。グリフ・リース、ヤー・ヤー・ヤーズのニック・ジナー、ゲッツ、ミスター・ジュークスことボンベイ・バイシクル・クラブのフロントマンであるジャック・ステッドマンらはヨハネスブルグへ飛行機で向かい、ブラック・ジャックス、インファマス・ボーイズ、モレーナ・レラバ、プゼケミシといった地元のアーティストと作業を行っている。
EP『モロ』のストリーミングはこちらから。
リリース日とトラックリストはまだ発表されていないが、アフリカ・エクスプレスは新たなアフリカ・エクスプレス・レコードから今夏にフル・アルバムをリリースする予定となっている。
また、アフリカ・エクスプレスは現地時間3月29日にロンドンのカルチャー区としてウォルサム・フォレスト区が初めて表彰されるのを受けてレイトンストーンのサーカス・テントで一夜限りの公演を行うという。
公演にはデーモン・アルバーン、アフリカン・ボーイ、ジョージア、ジャンゴ・ジャンゴ、ウルフ・アリスのエリー・ロウゼル、イマルハン、ジョックストラップ、キンシャサ・サウンド・システム、スレイヴス、ハラジュラ、マイケル・キワヌーカ、トニー・アレン、ザ・グッド、ザ・バッド・アンド・ザ・クイーンといったアーティストが出演するという。
デーモン・アルバーンは『モロ』に先立って、先日ザ・グッド、ザ・バッド・アンド・ザ・クイーンの11年ぶりのアルバム『メリー・ランド』をリリースしている。新作はプレス・リリースで次のように評されている。「『メリー・ランド』では、ロンドンをテーマにしていたザ・グッド、ザ・バッド・アンド・ザ・クイーンのファースト・アルバムよりも幅広い場所に焦点が当てられており、EUとの関係が切れつつある中で、アングロサクソン優位主義の危機に瀕している今日のイギリスを救う術を模索する、美しい希望に満ちた賛歌となっている」
「過去と現在を共存させる彼らの創造性や、一人一人のこれまでの功績を鑑みれば、現代の生活における期待感や不透明感、混乱を彼らほど完璧に描写できるバンドは存在しないかもしれません」