PJハーヴェイは舞台「オール・アバウト・イヴ」に提供した2曲の新曲が公開されている。
公開されたのは“Descending”と“The Moth”の2曲で、両曲は共に4月12日にリリースされる『オール・アバウト・イヴ』のサウンドトラックに収録される。
“The Moth”には舞台に出演する女優のリリー・ジェームズがヴォーカルとして参加している一方で、“Descending”はインストゥルメンタルの楽曲となっている。
それぞれの楽曲の音源はこちらから。
今回のスコアについてPJハーヴェイは次のように述べている。「私はずっと物語が好きで、物語を支えてそれを強化するような音楽を作曲するという試みは楽しいチャンレンジでした。それから、インストゥルメンタル曲に取り組む時に感じられる、楽曲の形の制約を受けることのない自由も大好きなのです」
彼女は次のように続けている。「『オール・アバウト・イヴ』では長年のコラボレーターであるジェイムス・ジョンストンと共に取り組むことにしました。彼の演奏には情感や繊細さがあり、それが私を刺激してくれるのです。ケンリック・ロウとも取り組みましたが、彼のドラムにある多彩さのおかげで私が納得するまで実験できることを分かっていました」
PJハーヴェイは昨年、イギリスの伝統的なフォークをアレンジした新曲“An Acre of Land”を公開している。“An Acre of Land”は、父親の死を境に緊張感が高まる兄妹の関係性を描いたスリラー映画『ダーク・リヴァー(原題)』に提供された楽曲となっている。
“An Acre of Land”は『ハードキャンディ』や『SHAME -シェイム-』などの映画音楽も手がけたハリー・エスコットとの連名となっている。