Doris Day、享年97歳で逝去

女優・歌手のドリス・デイが享年97歳で亡くなったと彼女の担当者が認めている。

1940年代に名声を得たドリス・デイは最も長期にわたって活動したハリウッド女優の1人と目されており、『カラミティ・ジェーン』やアルフレッド・ヒッチコック監督による『知りすぎていた男』といった名作での演技が高く評価されている。

担当者は声明の中で現地時間5月13日の午前未明にドリス・デイが親友に囲まれながらカリフォルニアの自宅で亡くなったことを認めている。

「ドリス・デイはその年齢に対して素晴らしい健康状態を保ってきましたが、肺炎の深刻な状態に陥り、その結果亡くなりました」と担当者は声明で述べている。

ドリス・デイは1960年代に恋愛コメディ作品に出演したことで認知され、当時の最も人気ある女優の1人となり、1968年から1973年まで放送されたCBSのドラマ「ママは太陽」でも人気を集めることとなった。

その健全かつ家庭的なイメージで知られることになったドリス・デイだが、ロック・ハドソンとは映画『夜を楽しく』など全3作に出演しており、これらの作品については自身の「コンテンポラリー」な一面を引き出してくれたと述べている。

ドリス・デイはレコーディング・アーティストとしても成功を収め、1949年から20枚のアルバムをリリースしている。アルフレッド・ヒッチコック監督による『知りすぎていた男』のサウンドトラックに収録されていた“Whatever Will Be, Will Be (Que Sera, Sera)”や“Sentimental Journey”といった楽曲が最も知られているヒット曲となっている。

2004年には大統領自由勲章を受章しているものの、友人たちが功労賞を授けるように呼びかけたものの、アカデミー賞は功労賞を贈っていない。

動物の権利の熱心な支持者として知られ、1978年にドリス・デイ・ペット財団を設立し、2011年には虐待や飼育放棄を受けた馬を助けるドリス・デイ・ホース・レスキュー&アダプション・センターを立ち上げている。

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