ブリング・ミー・ザ・ホライズンは最新作『アモ』をリリースしてからわずか4ヶ月ほどしか経過していないにも関わらず既に次回作について話し合っていることが明らかになっている。
ブリング・ミー・ザ・ホライズンは今年の1月に高い評価を得た通算6作目となる最新作『アモ』をリリースしている。『NME』は満点となる5つ星をつけたレヴューの中で同作について次のように評している。「ブリング・ミー・ザ・ホライズンは幅広いサウンドを探求する冒険に出かけ、自分たちがお咎めを受けることなくやりたいようにやれる力を持ったバンドであることを証明している」
しかしながら、フロントマンであるオリヴァー・サイクスの目は既に未来を見据えているようで、次なる新作が予想よりも早くリリースされる可能性が示唆されている。
オリヴァー・サイクスは『ケラング!』誌のインタヴューに応じて、次回作のレコーディングにかける期間について次のように語っている。「『アモ』には時間をかけ過ぎてしまったと思っているんだ。ほとんど1年以上をかけて作ったわけだからね」
「僕らの間に漂っている空気感として、『もうそういうのは止めよう。あまりにも時間をかけ過ぎた』というのがあってね。今はツアー中でもスタジオに入れるような環境を作ってあるんだ。スタジオに戻ってから6ヶ月をかけて楽曲を書き上げるのではなく、書きたい時に曲を書けるようにしておきたいと思うようになったんだ」
オリヴァー・サイクスはファンから賛否両論が寄せられることとなった『アモ』での新たなサウンドの探求に言及して、おかげでバンドの幅をさらに広げることができたと語っている。
「あのアルバムのおかげで、文字通りどんなものをリリースしてもいいんじゃないかって思えるようになった気がしているんだ。過去に立ち返ってものすごくヘヴィな曲を書いたっていいし、世界一ポップな曲を書いたっていいし、その融合だっていいっていうね」
10年以上にわたってUKのロック・シーンに腰を据えてきたブリング・ミー・ザ・ホライズンだが、オリヴァー・サイクスは以前、若いファンにとってのロックへの入り口となるようなバンドになりたいという思いを語っている。
「(一通り聴いた後で)また戻って、バンドの雰囲気に浸ってもらえると思うんだ。そしてそれは、曲がポップだからだとか、聴きやすい曲だからっていうだけの問題ではないんだよ」とオリヴァー・サイクスは今年1月にBBCラジオ1の番組に出演して語っている。
「曲の歌詞だったり、俺たちが拠って立つところに入り込んできてくれるんだ。俺たちはそれを恥ずかしいことだとは思わないし……そういうバンドになりたいと思っている。俺たちを入り口にして、ロック・ミュージックやそういうものに夢中になってもらえるような、そういうバンドになれたらと思っているよ」
ブリング・ミー・ザ・ホライズンは現地時間5月31日に行われるオール・ポインツ・イーストで自身初となるフェスティバルのヘッドライナーを務めることも決定している。
オール・ポインツ・イーストのブリング・ミー・ザ・ホライズンの出演日にはアーキテクツ、ラン・ザ・ジュエルズ、ナッシング・バット・シーヴス、アイドルズらが出演することも決定している。