オジー・オズボーンはブラック・サバスの結成メンバーであるドラマーのビル・ワードと共にバンドとしての最後の公演を行いたいと語っている。
ブラック・サバスは2011年にオリジナル・メンバーでの再結成が発表されており、オジー・オズボーンやギタリストのトニー・アイオミ、ベーシストのギーザー・バトラーと共にビル・ワードも参加する予定となっていた。
しかしながら、ビル・ワードは当時、契約面に「納得できない」として再結成への不参加を表明している。ブラック・サバスはその後、2017年に地元であるバーミンガムで最後となる公演を行っている。
しかしながら、オジー・オズボーンは今回、『ケラング!』誌とのインタヴューで次のように語っている。「まず第一に、ビル・ワードがいなかったということが残念なんだ。人々はそれを俺のせいにしようとするんだけどさ、俺じゃないんだよ、正直に言うとね。俺たちには立ち止まっている時間がなかった。進まなければいけなかったんだよ。ビルとうまくいかなったことは残念に思っているよ」
彼は次のように続けている。「(代役を務めた)トミー(・クラフェトス)はよくやってくれたよ。だけど、俺たちが4人で始めたことだからね。4人で終わりにするべきだったと思う。バーミンガムでの最後のギグはほろ苦いものになったよ。俺たちがここまで到達したんだってことや、俺たちがどれだけのことを成し遂げたのかっていうことに思いをめぐらせていたわけで、それを全員で共有できていたらって思うよ。もしかしたら、最後にもう一度公演をやるかもしれないね。分からないけどさ」
一方、オジー・オズボーンは先日、自宅で転倒して怪我をしたとして2020年に延期していたフェアウェル・ツアーの新たな日程が発表されている。
現在70歳のオジー・オズボーンは昨夏に「ノー・モア・ ツアーズ2」と銘打った最後とされるツアーを発表して以来、様々な困難に見舞われている。オジー・オズボーンは昨年の10月に親指の感染症を患い、北米ツアーの日程の延期しているほか、今年に入ってからは気管支炎の治療のために、UKやヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランド、日本での公演の延期やキャンセルを余儀なくされている。
息子のジャック・オズボーンは先月、オジー・オズボーンが「元気」に回復していることを明かしており、オジー・オズボーンは来年の1月よりUKを含むヨーロッパ・ツアーをスタートさせることが発表されている。