オジー・オズボーンはライヴをやることを「ひどく」切望していると妻のシャロン・オズボーンが語っている。
『ザ・サン』紙のインタヴューでシャロン・オズボーンはオジー・オズボーンがUK&ヨーロッパ・ツアーをキャンセルしたことでファンを「がっかりさせてしまった」と感じていると語っている。オジー・オズボーンは今年2月に健康上の問題からツアーからは引退することを発表している。
「オジー・オズボーンの人生において最大の情事はオーディエンスであり、パフォーマンスです」とシャロン・オズボーンは語っている。「彼はライヴ・オーディエンスを切望していますし、ファンをひどく切望しています。彼はがっかりさせてしまったと感じています。パフォーマンスをするために彼は生まれてきました。オジーはパフォーマンスほどいいものはないと言っています。彼がそう言っているのを聞いたり、ツアーに出て、すべきことをできないことを考えたりすると切なくなります。でも、彼は大丈夫でしょう」
オジー・オズボーンは今年2月の引退発表時に「忠実なファンに伝えなければならない最もつらいことの一つだ」と述べている。
「知っているかもしれないが、4年前の2月、背骨を損傷する大きな怪我を負ったんだ」とオジー・オズボーンはロサンゼルスの自宅で転倒して首の手術を行うことになった怪我に言及している。
「そこからの間、自分の唯一の目標はステージに復帰することだった。歌の声は問題ない。しかし、3回の手術を経て、幹細胞治療、果てしない理学療法、そして最近の画期的なサイボーグHALを使った治療法で、自分の身体は肉体的に弱ってしまったんだ」
オジー・オズボーンはツアーから引退することを発表したものの、できる限りライヴを行おうとしており、10月にコーチェラ・フェスティバルと同じ会場のエンパイア・ポロ・クラブで開催される「パワー・トリップ」に出演することが決定している。
イベントにはオジー・オズボーンのほか、ガンズ・アンド・ローゼズ、アイアン・メイデン、AC/DC、メタリカ、トゥールが出演する。
シャロン・オズボーンは『ザ・サン』紙は次のように続けている。「今はオジー・オズボーンが家にいる最長期間ね。毎日、気が狂いそうね」
「オジー・オズボーンは新型コロナウイルスの間、『一緒にいすぎだと思うかい?』と言うから、『でも、どこに行けばいいの? ホテルにも行けないし、どうしたらいいの? どこに行ってほしいの?』と言ったら、『そんなことは思っていない』と言っていたわ」
オジー・オズボーンは医師からOKが出たらもう一度ツアーに出たいと語っている。「もしも今日、医者に『ツアーしていいよ』と言われても、まとめるには6ヶ月かかるんだ。だから、唯一続けられるのはレコードを作ることなんだ。でも、それも永遠にはできない。外に出ていかないとね」
オジー・オズボーンは昨年9月に通算13作目となる『ペイシェント・ナンバー9』をリリースしており、グラミー賞で最優秀ロック・アルバム賞と最優秀メタル・パフォーマンス賞を受賞している。