ピート・ドハーティはリアム・ギャラガーとチャリティーのためにボクシングの試合をしたいと冗談交じりに語っている。
リアム・ギャラガーは2017年に、ピート・ドハーティ率いるベイビーシャンブルズのベーシストであるドリュー・マコーネルを自身のバンドに引き入れたことでピート・ドハーティから批判を浴びている。
ピート・ドハーティとリアム・ギャラガーの間には長年にわたる確執があり、二人は元キル・シティのシンガーであるリサ・ムーリッシュという同じ女性との間にそれぞれ子供をもうけている。リアム・ギャラガーは2005年に行った『NME』とのインタヴューで、ピート・ドハーティについて次のように揶揄している。「Libertineって言葉の意味を知ってるか? 自由さ! ピート・ドハーティは部屋の隅っこでヘルメットをかぶりながらヘロインをやってるんだ。そんなの自由って言わないよな。汚ねえよ」
今回、両者の関係は新たな局面を迎えており、ピート・ドハーティは「フィル・タガーツ・スラッカー・ポッドキャスト」に出演して次のように語っている。「スポンサーをつけてボクシングの試合をやるべきだと思うんだ。負けたほうがドリュー(・マコーネル)をゲットするっていうね」
司会のフィル・タガートからリアム・ギャラガーの体格について指摘されると、ピート・ドハーティは次のように応じている。「いいか、彼には体重を測ってもらうよ。そのつもりさ」とピート・ドハーティは語っている。「自分たちや、世の中のために大金を稼げるかもしれないな。どうすればスパークリングの相手としてマンチェスター出身の3フィート(約90センチ)の人を探せるかな?」
リアム・ギャラガーからのこれまでの一連の批判について訊かれると、ピート・ドハーティは次のように答えている。「ここで大砲をぶっ放すつもりはないよ。これを言うと、10人のうち9人の友達が笑うんだけどさ、Vフェスティヴァルの観客の中にあのデカチン野郎がいて、『ピート・ドハーティがちゃんと出ててよかったよ』って周りに言っていたんだ。だから、俺はあいつに一つ貸しがあるのさ」と彼は語っている。「彼にはビンタが必要だよな」
ピーター・ドハーティ&ザ・プータ・マドレスとしてのデビュー作をリリースしているピート・ドハーティは先日、ベイビーシャンブルズを再結成する可能性にも言及している。
「ベイビーシャンブルズの再結成にある程度の金額でオファーがあってね。いいバンドだし、曲もよかったよね」とピート・ドハーティは『NME』に語っている。
将来的な再結成はあるのかと訊かれると、ピート・ドハーティは次のように答えている。「いや、それはないね。金が関わってくるわけでさ、勘弁だよ。どれだけ楽曲を好きかは関係ないんだ。『ピート、ベイビーシャンブルズを再結成するのかい?』って思ったっていいけど、誰がベイビーシャンブルズのマネージメントをするんだ? っていうさ。ベイビーシャンブルズにはそういうあらゆる運営上の問題があるんだよ」
「そもそもメンバーはどうなんだ? っていうね。誰がギターを弾くんだい? 絶対にミック(・フィットノール)がいいけど、(前任の)パトリック(・ウォールデン)もやりたがるだろうか? っていうさ。前回はパトリックを復帰させようとしたけど、ミックとパットの二人のほうがいいだろうか? っていうね。ベイビーシャンブルズをやるなら“Pipedown”をやらないといけないし、その後は“Fuck Forever”をやらないといけない。それに、“I Wish”だってやらないわけにはいかないだろ」
一方、リアム・ギャラガーはニュー・アルバムが正式に完成したことを明かしており、ニュー・シングル“Shockwave”を6月7日にリリースすることを示唆している。また、来週にはUKでソロ・アーティストとしての復活を追ったドキュメンタリー作品『アズ・イット・ワズ』が上映されることが決定しているほか、アラン・マッギーの伝記映画『クリエイション・ストーリーズ(原題)』の制作チームはリアム・ギャラガー役を一般から募集することを発表している。