リアム・ギャラガーは2009年にオアシスが解散したことについて「貴重な歳月を無駄にした」と述べている。
オアシスは2009年8月28日にパリで開催されたロック・オン・セーヌにヘッドライナーとして出演予定だったが、バックステージでノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーの間で口論となり、この日を最後にバンドは解散することとなっている。
それ以降、ノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーは16年にわたって疎遠な関係が続いてきたが、昨年8月にオアシスは2025年7月から8月にかけてUK&アイルランドで再結成公演を行うことを発表しており、北米、南米、オーストラリア、韓国、日本でも公演が行われることが発表されている。
先日、リアム・ギャラガーはオアシスの再結成公演のリハーサルに合流したことを明らかにしていたが、ファンから「兄とともにもう一度歌うのはどんな気分ですか? 昔みたいですか?」と訊かれたリアム・ギャラガーは今回次のように答えている。「まあ、スピリチュアルだけど、無駄にした歳月を考えずにはいられないよな。なんて貴重な歳月を無駄にしたんだろう」
You know what it’s spiritual but I can’t help think about all those wasted years what a waste of PRECIOUS time
— Liam Gallagher (@liamgallagher) June 11, 2025
オアシスの再結成公演は7月4日にカーディフのプリンシパリティ・スタジアムで行われる公演から始まり、UK&アイルランドではリチャード・アシュクロフトとキャストをサポート・アクトに迎える形で19公演が行われる予定となっている。
また、オアシスは再結成公演の映像作品に向けてオアシスの音楽にまつわる思い出をファンから募集している。
『ピーキー・ブラインダーズ』の監督であるスティーヴン・ナイトはマンガ・スタジオと共に再結成公演の映像作品に取り組んでおり、「バンドの音楽が多くの人にとってこれだけ重要なものになった」経緯を追っているという。映像作品はLCDサウンドシステムのドキュメンタリー作品『シャット・アップ・アンド・プレイ・ザ・ヒッツ』を手掛けたディラン・サザンとウィル・ラヴレースが監督を務める形となっている。
「世界中の人々にすごく大切な意味を持つオアシスの曲はありますかと訊いてみることにしました。人生を変えるような瞬間、愛、喪失、傷心、自由への一歩といった意味を持つ曲です。どんなオアシスの曲でも、どんな物語でも構いません。教えて下さい」
オアシスは今年3月に再結成公演のライヴ・フィルム『ライヴ ’25』を製作することを発表している。