エルトン・ジョンと俳優のタロン・エガートンは6月9日の公演で共演を果たして、ファンを驚かせている。
エルトン・ジョンは「フェアウェル・イエロー・ブリック・ロード」ツアーの95公演目となるイースト・サセックスのホヴの公演で共演を果たしている。
エルトン・ジョンの伝記映画『ロケットマン』で主演を務めたタロン・エガートンは今月がプライド月間であることを記念してレインボーをあしらったTシャツを着て登場し、エルトン・ジョンと一緒に“Your Song”を披露している。
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2人が共演を果たすのは今回が初めてではなく、カンヌ映画祭での映画『ロケットマン』のワールドプレミアの場でも共演したほか、今年2月にロサンゼルスで開催されたアカデミー賞のパーティーでも共演を果たして“Tiny Dancer”を披露している。
映画のサウンドトラックからは2人でレコーディングを行った“(I’m Gonna) Love Me Again”もリリースされている。
「僕が作曲してレコーディングした曲をタロンに歌ってもらうということがすごく重要だったんだ。彼による僕に対する解釈というのを求めてたんだよ。演じるだけじゃなく、バーニー・トーピンの歌詞や音楽を通してね。僕は(プロデューサーである)ジャイルズ・マーティンの手に委ねたんだ。彼のことはなんとなく信頼していたからね。ジャイルズは素晴らしいからさ」
「その過程を自分が見ることで、タロンにとっての重荷になりたくなかったんだ。アーティスティックな面で必要だと思うことをやってくれるって信頼していたからね。それで、聴いてみたら、その結果には驚かされたよ。音楽がふさわしくなるのが最も重要なことで、映画の中の楽曲は物語に不可欠なものになったんだ」
5つ星を点けたレビューの中で『NME』はタロン・エガートンの演技を次のように評している。「彼はパワフルなシンガーであり、ジョンの強大な個性にマッチするように膨らみ上がることができる一方で、失望と痛みの感動的なシーンでは完全な静寂も表現している。虹色の衣装で身を包み、ステージの上で飛び跳ねている様子からは、自分自身の最高の一瞬を見出した役者の姿を見ることができる」