メガデスのベーシストであるデイヴィッド・エレフソンは咽頭ガンを公表したフロントマンのデイヴ・ムステインの近況について報告している。
現在57歳のデイヴ・ムステインは6月17日に自身のフェイスブックで咽頭ガンを患っていることを公にして、既に治療を始めていることも明らかにしていた。しかし、現地時間の10月13日~19日にかけて行われる、メガデスが主宰のクルーズ・イベント「メガクルーズ」はスケジュール通り開催される予定となっている。
今回、「ドール・ハット・ラジオ」に出演したデイヴィッド・エレフソンはデイヴ・ムステインの様子について次のように語っている。「前進しているよ。治療を受けているんだ。彼に捧げられたすべての思いやりと祈りに感謝するよ。彼が言っている通り、正面から立ち向かわなければならないわけでさ。まさにそれをやってるんだ。素晴らしいことだよね。だから、前進しているよ。それが最も大事なグッド・ニュースだよね。それから、クルーズに関しては、これからどうなるか見ていくことにするよ。多くのことがデイヴの体調にかかっているわけでね。でも進み続けるよ」
彼は次のように続けている。「けど、何はともあれクルーズは最高なものになるだろうね。素晴らしかったのは、デイヴの咽頭ガンについて公表された途端に(テスタメントのヴォーカリストである)チャック・ビリーをはじめとするみんなが僕に連絡してきてくれたことさ。なあ、もしメガデスの曲を歌う人を探しているなら、僕らが担当するぜってね。みんなの溢れんばかりの愛と親切心とかっこよさは、ただただ素晴らしかった……この全てがどんな風に発揮されていくかを見ることになるさ。そういえば、新作を制作しているんだ。順調に進行しているよ。それに、本当に正直なところ、作り上げる作業が楽しいんだ。この節目のタイミングにおいてね」
メガデスは今年5月に2016年発表の『ディストピア』に続くニュー・アルバムのレコーディングを行っていることを明かしていた。3月末にメガデスはベスト・アルバム『ウォーヘッズ・オン・フォーヘッズ』がリリースされている。合わせてバンドの結成35周年を記念した350ページのグラフィック・ノベルも刊行されている。