野田洋次郎×上白石萌音の最強タッグ再び、綾野剛主演『楽園』主題歌に

上白石萌音×野田洋次郎

「悪人」「怒り」など映像化が続くベストセラー作家・吉田修一。その最高傑作と評される「犯罪小説集」が、『64-ロクヨン-』を大ヒットさせた名匠・瀬々敬久によって、遂に映画化、10月18日(金)より『楽園』が全国公開となる。主演にはその実力と人気の高さからトップスターの座を築いた綾野剛。確かな演技力で急成長をみせる杉咲花が、緊張感溢れる本編に華を添える。そして日本を代表する名優・佐藤浩市が、重厚なドラマを支えて作品世界を完成させた。更には、柄本明、村上虹郎などの顔ぶれが揃い、令和元年、新たな衝撃作が誕生する。

ある地方都市で起きた少女失踪事件。家族と周辺住民に深い影を落とした出来事をきっかけに知り合った孤独な青年・豪士と、失踪した少女の親友だった紡。不幸な生い立ち、過去に受けた心の傷、それぞれの不遇に共感しあうふたり。だが、事件から12年後に再び同じY字の分かれ道で少女が姿を消して、事態は急変する。一方、その場所にほど近い集落で暮らす善次郎は、亡くした妻の忘れ形見である愛犬と穏やかな日々を過ごしていた。だが、ある行き違いから周辺住民といさかいとなり、孤立を深める。次第に正気は失われ、誰もが想像もつかなかった事件に発展する。2つの事件、3つの運命、その陰に隠される真実とは―。“楽園”を求め、戻ることができない道を進んだ者の運命とは―。

本作は、世界三大映画祭の一つ、第76回ヴェネチア国際映画祭公式イベント「ジャパン・フォーカス」の正式出品も決定した。10月の日本公開を前に、海外からも熱い注目を集めている。そして今回、本予告と本ポスター、主題歌情報が解禁となった。

解禁された本予告映像では、殺人の容疑をかけられ罵声を浴びる豪士(たけし)(綾野剛)、「どうしてお前が生きてる」と心無い言葉をかけられる紡(つむぎ)(杉咲花)、そして集落の人間から村八分にされる善(ぜん)次郎(じろう)(佐藤浩市)。運命に翻弄された3人がもがき苦しみ、感情をむき出しにする姿が描き出される。そして発生してしまった事件。信じた人は殺人犯なのか、ひとすじの光を求める彼らの運命は一体―。そして、解禁された本ポスターは“楽園”を求める者たちの運命、物語の結末が気になる仕上がりとなっている。

上白石萌音×野田洋次郎

さらに予告と共に本作の主題歌情報が明らかになった。主題歌『一縷(読み方:いちる)』は、日本を代表するロックバンドRADWIMPSの野田洋次郎の作詞・作曲・プロデュースによって、女優としても歌手としても人気と実力を誇る上白石萌音が歌唱を担当。『君の名は。』(16‘)公開当時、主人公:三葉の声を演じた上白石萌音が、主題歌のひとつであり空前のヒットを記録したRADWIMPSの『なんでもないや』をカバーし大きな話題となった。以来、約3年振りとなる本作で、野田が初めて上白石に楽曲を書き下ろした。『一縷』というタイトルのとおり、登場人物たちが探し求めたひとすじの光のように響き渡る美しい旋律が本作のドラマをさらに盛り上げる。上白石、野田からコメントも寄せられた。

今までその情報や映像が解禁される度に、豪華俳優陣の剥き出しの演技に大きな期待が寄せられている『楽園』。海外映画祭への出品、そして素晴らしい主題歌が加わり、国内外から期待が高まる本作、続報を楽しみにしていよう。

<上白石萌音コメント>

初めてこの楽曲をいただいた時、部屋にこもって正座して聴いたのですが、気づいたら泣いていました。まさに、小さい光が差したような気がしたんです。洋次郎さんが、映画を観終わった人の小さな“救い”や“光”になればという気持ちが、もう最初に私の“光”になっていて「なんという名曲を歌うことになってしまったんだろう」と思ったのを覚えていますし、洋次郎さんに曲を書いていただくことが、私の夢のひとつだったので、今回それが叶ってとても幸せです。「初めて歌うように、この曲を歌って欲しい」とアドバイスをいただいて、洋次郎さんの前で一度全部捨てて、まっさらな気持ちでレコーディングに臨みました。映画をご覧になる方にとっても、日常に寄り添う曲という意味でも、大切にしていただける曲になったら嬉しいです。

<野田洋次郎コメント>

楽曲提供のお話しをいただいて、映画の脚本を読ませてもらい、映画も観させていただきました。悲しみの中にいたり、もがき苦しんで生きている人たちがたくさん出てくる映画で、その一人一人が必死に、一生懸命生きていている。その先に“救い”や“光”があって欲しい、その人たちがどうか幸せであって欲しいという想いが、まず一番にありました。萌音さんには、今回初めて楽曲を書かせていただきましたが、声優もされていて、もちろん女優としての表現力もあるからこそ、自分の声を知り尽くしていて緻密さ、大胆さも、縦横無尽に表現できる。僕も学ぶことが多いレコーディングでした。「楽園」という映画によって、萌音さんとまたこうして引き合わせてもらえたことがうれしいし、この曲が制作できたことが幸せです。僕にとっても大事な曲になると、この手応えを感じながら制作していました。聴いてくれる方々の人生と、一緒に育っていってくれたらうれしいです。

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