J LIVE TOUR 2015 – Live On Instinct –

スコット・ギャレットによる圧倒的なドラム・ソロで、更にアクセルを踏み込んだステージは、「BUT YOU SAID I’M USELESS」へ突入する。前半の勢いのままに、ラウドでソリッドなサウンドをステージから届け、masasucksとごっちん(Kazunori Mizoguchi )によるギター・バトルで、フロアは絶頂を迎える。Jから「次の曲で何かを壊すぞ!」と告げられた本編のラスト・ナンバーは「break」。始まりから途切れないテンションで、Oiコールと歓声、ダイバーが応酬するフロアは、まさに”不滅の炎”という言葉に相応しい、灼熱のパワーを放つ。それに応えるかのように、ステージのJからは、幾度となく「止まらない、止めるな!」という叫びを浴びせた。

アンコールでひとりステージに現れたJから、こんな想いが語られた。「通算10枚目になるオリジナル・アルバムだということを意識しないでおこうと思っておきながら、やっぱり意識していた自分がいます。正直に言おう(笑)。『eternal flames』というタイトルを付けた理由の1つには、俺自身が”永遠”って言葉を追い続けて来たんだよね。実際、”永遠”なんて誰も見たことがないでしょ?だけど、何度も何度も俺は、そんな”永遠”を見てきた。まさに今回のツアー、今夜、この場所も”永遠”の1つだと思ってます。素晴らしい瞬間をこれからも追い続けたいと思います。最高の”永遠”をどうもありがとう!」

その『eternal flames』に収録されている「Believer」では、その真っ赤に燃えるサウンドでオーディエンスを力強く牽引していく。ラストの「Feel Your Blaze」まで、一瞬たりとも消えることのなかった、オーディエンスの灼熱の炎こそが、J自身が語る『eternal flames』なのだろう。
「次に逢うときまで、何があってもくたばんなよ!」という約束を交わし、2時間弱に及ぶツアー・・ファイナルは大団円を迎えた。そして、その約束の日は12月から始まる「J LIVE TOUR 2015~2016 -light up the eternal flames-」にて果たされることとなるだろう。文字通り、その”永遠の炎”が消えることはないのだ。

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