J

J インタビュー「J LIVE STREAMING AKASAKA BLITZ 5DAYS FINAL -THANK YOU TO ALL MOTHER FUCKERS-」

Jが自身50回目の誕生日にあたる8月12日、赤坂BLITZにて行われた生配信無観客LIVEが納められた映像作品「J LIVE STREAMING AKASAKA BLITZ 5DAYS FINAL -THANK YOU TO ALL MOTHER FUCKERS-」をリリースする。この作品は、5DAYS対バンイベントの最終公演として予定されていたものを、無観客によるLIVE生配信で決行したものだ。
世界各国、社会全体で様々な制限を突きつけられる中、如何にしてJ自身がブレない姿勢と行動で、音楽の可能性を見出していったのかを語ってもらった。

ー 本来であれば、節目な年でもあった2020年のJさんには様々な予定が組み込まれていましたが、世の中が一変する状況となりました。

ちょうど1年前くらいですよね。僕らがLUNA SEAでツアーを始めた頃に、新型コロナウイルスの騒動も同時にやってきて。未知であるが故に手探りの状態だったし、ツアーを延期することも経験した先に、通常のライヴを開催するということがとても難しい状況になっていきましたよね。そんな中で僕自身の活動についても、去年は年齢も含めて節目な年だったわけです。春のツアー、赤坂BLITZで5DAYSを復活させて、お祭りではないけれど自分らしいアプローチを目論んでいたんですが、延期・中止を選択せざるを得ない状況が続いていましたね。

ー 特に5DAYSの復活については、2014年ぶりの開催ということもあり、素晴らしいアーティストの集結が予定されていただけに苦渋の選択ですよね。

本当に素晴らしいゲストの方々が応援に駆けつけてくれるはずだったんですけれど、この状況でみんなにも迷惑は掛けられないので、機会を改めさせて欲しいという決断を僕自身でして。それでも1つの選択肢として、最終日は今回の作品となった無観客でストリーミングライヴという可能性だけは残されていたんです。やる・やらないということも含めてずっと考えていたんですけど、5DAYSに携わってくれた仲間たちやファンのみんな、自分自身が音楽をやってきた積み重ねみたいなものに対しての想いを、最終日にはオンラインを通じて見せられたらいいなって。

ー 実際の映像には、通常のステージでは垣間見れないカメラワーク、画面の向こうにいてくれるオーディエンスに対してユナイトするJさんの想いが、ひしひしと伝わってきます。

まぁ最初はね、無観客でライヴをするっていう意味がわからないじゃないですか(笑)。ライヴってみんながいてくれて初めて成立するものだったはずだし、不確かで手探りな中でどのアーティストもやったと思うんです。もっと言えば、日常の中にライヴを占めていた人たちにとっても新しい経験だったと思うしね。

1

2 3