J インタビュー「J LIVE STREAMING AKASAKA BLITZ 5DAYS FINAL -THANK YOU TO ALL MOTHER FUCKERS-」

ー 自分を強くしてくれたり鼓舞してくれたりするエネルギーがロック・ミュージックにある

J

ー 確かに、コロナから派生した副次的な事柄に目を向けると、そういった疑問や問題が浮き彫りになっていきました。

これは僕のスタッフにも伝えているんだけど、そういう根拠のない問題に対してはベーシックに存在しているルールを当然守った上で、自分たちの姿勢を示していくべきなんだと。それはライヴだけに限らず、既に僕らの日常生活でも1つ1つの選択をみんなし始めているんじゃないかな。ここに行く・行かない、これをやる・やらないっていうね。僕で言えばLUNA SEAで見える景色とソロで見える景色があって、それぞれのアングルや角度が違うからこそ、自分のスタンスというものをしっかりとと持っておきたいと思っているよね。

ー コロナ云々という状況があったとしても、本質的なJさんのスタンスにおいては何も変わることがないのかもしれないですね。

そう考えてみると、生活自体もそんなに変わってないかもしれないね。バンドを始めてからずっと好きなことしかやってないし、好きな場所にしか行ってない(笑)。恵まれているなと感じるし、これからも自分の音を追求していきたいからこそ、どんな状況になっていても常に答えを持っていたいなとより思いますよね。音楽やエンターテイメントを”不要不急”だと言われ始めたときに、すごく思ったことがあって。今はもちろん、コロナ以前からどんな人でも大変な日常を生きてる中で、その”不要不急”と呼ばれるもので自分のバランスを取って生きていたんじゃなのかなって。音楽に限らず映画を観たり、もしかしたらスイーツを食べることでも、なんか好きな事をする事でパワーに変えて辛いことにも向きあえて、打ち勝っていけてたんだと思うんだよね。だからみんなも、今どうすべきなのか、これからどうすべきなのかをそれぞれの中で答えを出すことは大事だと思います。

ー そうしていくことで、現在の”制限”と呼ばれる状況だとしても、答えのない不自由さを感じるのではなく、答えを持って自由を手にすることができるっていう。

以前のようにね、みんなと一緒にライヴで盛り上がることがプランAだとすれば、こんな状況だからこそみんなと盛り上がれることや楽しめること、革新的に熱くなれることができるプランBを作っていけるからね。幸いなことに、色んな想いや熱を音符に埋め込んで、音楽は形がないものとしてみんなの元に届けることができるし、考えてみればそれってもともと音楽の持っているパワーであり、昔からやっていたことでもあるんだよね。

ー それこそ「J LIVE 2020 FINAL」で披露された”FU×K THE CORONA”はJさんの姿勢であり、その答えを象徴する1つだと思うんです。

さっきも言ったように誰のせいでもないし、文句を言う先が日を追うごとにいろんな所に飛び火して行ってるけど、本来はウイルスの発生だからね。まぁ「新曲です!」って冗談のように言い放って、それでみんな笑えたりするじゃない(笑)。もちろん笑えない状況であることも、フロントラインに立って従事されてる方の大変さも理解してるからこそ、ライヴだけでもそういったことを飲み込んでしまうくらいの楽しい瞬間を作り出せたらいいなって。

ー そのライヴが先ほども仰られた最大限の対策の元、有観客として「J LIVE 2021 -Keep It Real-」が予定されています。

ね。久しぶりにみんなの前でライヴができることになったけど、ある意味今まで通りの変わらないテンションでいます。それこそ、今すぐにでも100%のライヴができる準備ができているので。もっと言うと、ブランク分を含めた今まで以上のエネルギーで向かうことになるんじゃないかなと思いますね。

ー “今まで通り”が高いテンションなので、ブランク分も加味すると良い意味で危ないライヴになりそうですね(笑)。やはりこんな状況だからこそ、今回の映像作品「J LIVE STREAMING AKASAKA BLITZ 5DAYS FINAL -THANK YOU TO ALL MOTHER FUCKERS-」もそうですし、予定されている「J LIVE 2021 -Keep It Real-」で感じられるであろう、ライヴの素晴らしさやロック・ミュージックの役割みたいなものが、より浮き彫りになった気がします。

それぞれにみんなが大変な時間を過ごしているその中で自分を強くしてくれたり、ときには鼓舞してくれたりするエネルギーが、エンターテイメントや音楽・ロック・ミュージックにあると思う。今まで以上にそういった部分が、よりリアルに感じられることになる気がしています。制限されている世の中だけれど、音楽はね、ウイルスを撒き散らかさない無制限なものだからね(笑)。それを感じたり気づいたときに、自分もそうだしみんなにも新しい可能性がこれからも生まれてくるんだろうね。


インタビュー:2020.01.28
text Atsushi Tsuji(辻 敦志)
live photo KEIKO TANABE

J LIVE STREAMING AKASAKA BLITZ 5DAYS FINAL
-THANK YOU TO ALL MOTHER FUCKERS-


[発売日] 2021年2月10日
[価格] 8,000円(+TAX)
[品番] Blu-ray / CTXR-92132 DVD(2枚組) / CTBR-92130~1
[仕様] トールケース
[初回] 三方背ケース仕様

【収録曲】
RECKLESS
break
PYROMANIA
A FIT
Resist bullet
Twisted dreams
Go with the Devil
MY HEAVEN
LIE-LIE-LIE
CHAMPAGNE GOLD SUPER MARKET
BUT YOU SAID I’M USELESS
Go Charge
NOWHERE
Gabriel
Feel Your Blaze

-ENCORE-
ACROSS THE NIGHT
NEVER END
TONIGHT
BURN OUT

特典映像
20.6.27 J LIVE STREAMING -Online Late Show-
・Now And Forever
・alone
2020.7.16 J LIVE STREAMING Online Late Show Vol.2 -Keep the Heat-
・Die for you
・ray of light

https://avex.lnk.to/J_LIVE

J LIVE STREAMING 2021 -Blasting Wire #1-

J

2021年2月26日(金) 21:00 開演!
視聴チケット:3,800円(税込)
番組視聴ページ・チケット購入はコチラ
https://live.nicovideo.jp/watch/lv330339857

J LIVE 2021 -Keep It Real-

2021年4月10日(土) 新宿BLAZE
[1部]開場 15:30 / 開演 16:00
[2部]開場 19:00 / 開演 19:30
2021年8月9日(月祝) 渋谷TSUTAYA O-EAST
2021年8月12日(木) 渋谷TSUTAYA O-EAST(ファンクラブ会員限定)

F.C.Pyro. REAL MEETING
2021年4月11日(日)新宿BLAZE
2021年4月17日(土)大阪umeda TRAD

[1部]開場 15:00
[2部]開場 18:00
※両公演共通

<2021年4月の公演に関して>
2021年春の公演は、現在の政府ガイドライン(定員の50%以下収容)に沿う形で、感染防止対策を万全に講じた上で、1日2ステージでの開催を予定しております。
今後、新型コロナウイルス感染拡大が収束に向かい、収容人数の規制が撤廃、もしくは緩和された場合には、これまでの通常公演同様1日1ステージとし、フルサイズでの公演への変更も想定しております。
詳しくは、開場/開演時間などの公演概要が決まり次第、当サイトにて発表させていただきますので、よくご確認いただき、ご理解、ご了承の上、チケットをお求めいただきますよう宜しくお願い申し上げます。

http://www.j-wumf.com/

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